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景気悪化の影響大きく…高校の進路指導・キャリア教育に関する調査

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進路指導の難しさに対する考え
  • 進路指導の難しさに対する考え
  • 進路指導の難しさの要因 上位10項目
  • 新学習指導要領に対するキャリア教育の対応状況
  • キャリア教育に対する考え
  • 進路指導の難しさの要因 全項目
 リクルート進学総研は、「高校の進路指導・キャリア教育に関する調査」についての結果を公開した。調査は2010年の10月8日〜22日にかけ、全日制高等学校の進路指導主事を対象に行われ、1,208件の有効回答を得た。

 進路指導を「非常に難しいと感じている」割合は38.4%となり、これは2006年以降連続して増加しているという。「やや難しいと感じている」(54.4%)という回答を合わせると9割以上が進路指導を難しいと感じている結果になる。また学校の進学率別にみると、進学率が下がるほど「非常に難しい」という回答が増え、40%未満の学校では52.6%にのぼっている。

 進路指導の難しさを感じる要因についてたずねた質問では、生徒の「進路選択・決定能力の不足」(66.2%)が前回(2008年)の調査に続き1位となり、次いで「家庭・家族環境の悪化」(65.8%)、「教員の進路指導に関する時間不足」(61.0%)という結果に。また前回調査との比較では、「高卒就職市場の変化」(45.9%)は21.9ポイント増、「家庭・家族環境の悪化」(65.8%)は15.6ポイント増、「産業・労働・雇用環境の変化」(53.7%)が8.1ポイント増と、目立った増加を見せている。なお「家庭・家族環境の悪化」についての内訳では、「家計面」62.7%となり、景気の悪化が高校の進路指導にも大きな影響を与えていることが伺えるという。

 また新学習指導要領における「キャリア教育」への対応については、「ある程度対応できていると思う」という回答が54.4%ともっとも多く、「十分対応できていると思う」(7.0%)を合わせ、6割以上が対応できているという回答になった。

 さらにキャリア教育に関する考えでは、「生徒にとって有意義だと思う」が52.6%と前回・前々回調査に引き続き過半数となった反面、「提唱されている内容どおりに現場が取り組むとしたら、教員の負担は相当大きくなりそうだ」という回答の割合が前回に引き続き増加し、42.9%に上っている。
《田崎 恭子》

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