最難関中の入試問題がさらに難化…浜学園 橋本学園長に聞く

 2011年の関西エリアの中学受験はどうだったのか、小学校の新学習指導要領は入試に影響があるのか、進学教室浜学園学園長の橋本憲一氏に聞いた。

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 中学入試が終了し、進学塾では合格者数速報を日々更新している。関西エリアでは更新もほぼ止まったようだが、今年は浜学園が、西日本最難関の灘中学校に、同塾として過去最高の92名の合格者を出している。同塾の灘中合格者数日本一は7年連続、26回目という。

 2011年(平成23年)の関西エリアの中学受験はどうだったのか、小学校の新学習指導要領は入試に影響があるのか、進学教室浜学園学園長の橋本憲一氏に聞いた。

 橋本氏は、「今年も寒い中、大変な入試ではありましたが、浜学園塾生は最難関校を筆頭に全体としてよく頑張ってくれました」と今年の入試を振り返る。浜学園は灘中のほかにも、西日本女子最難関の神戸女子学院中(62名)、洛南高附属中(68名)、東大寺学園中(105名)、甲陽学院中(65名)、大阪星光学院中(75名)、西大和学園中(128名)、四天王寺中(113名)などの難関校で日本一の合格者を出している。

 では、新学習指導要領の中学入試への影響はどうだろうか。「2011年は4月から新学習指導要領が施行され、40年ぶりに小学校の授業時間数も増えますので、その風が最難関中の入試問題を難しくしています」「難易度が高いために学力の差が顕著に出て、入試の受験者平均点と合格者平均点との差がより開くような入試になっています」とのことで、すでに影響が出始めているようだ。一部の最上位層以外にとっては、さらに厳しい中学受験となるのか。進学塾では2月に新しい塾生を迎え、来年以降の入試に向けて動き出している。
《田村麻里子》

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