代ゼミ、新入職員らによる被災地高校支援プロジェクト

 代々木ゼミナールは、東日本大震災の被災地に住む高校生を支援する「被災地高校支援プロジェクト」を立ち上げた。新入職員らが、被災地の高校生への支援活動を実施する。

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 代々木ゼミナールは、東日本大震災の被災地に住む高校生を支援する「被災地高校支援プロジェクト」を立ち上げた。今春代々木ゼミナールに入職し、OJT研修を終えた新入職員らが、被災地の高校生への支援活動を実施する。

 代々木ゼミナール仙台校と学生寮では、復旧工事をほぼ完了し、5月2日より新入生を迎え開講した。開講前には「仙台フェニックスプロジェクト」を立ち上げ、仙台校入学者に対し、さまざまな支援活動を行ってきたが、今回はこの支援の輪を広げ、現在、被災地の高校に通っている高校生を、さまざまな形でバックアップする。

 その第1弾として、仙台校職員と新入職員74名(第1団は新入職員24名が参加)でプロジェクトチームを結成し、被災地の高校を訪問して生徒と交流し、さまざまな支援活動を行う。また、要望があれば、講師出張授業、進学講演会、進学相談や学習相談なども行う予定だ。さらに、代々木ゼミナール発行の問題集などを無償で提供するとしている。

 まずは、5月16日に代々木ゼミナール仙台校にて結団式を行い、5月17日から27日まで支援活動を行う。

 代々木ゼミナールでは、3月以降に発生した一連の震災で災害救助法が適用されている地区の受験生(高3生・高卒生:一定の条件あり)が大学受験科に入学する場合、入学金と年間授業料の全額を免除するほか、学生寮に入寮する場合、入寮金と寮費(光熱費・食費等の実費を除く)の全額を免除するなどの「被災者特別支援制度」も実施している。
《田村麻里子》

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