リクルート進学総研は7月5日、高校生の進路選択に関する調査より、「高校生のオープンキャンパス参加状況」について発表した。 同調査は高校生の進路選択プロセス（行動・意識）の現状を把握することを目的に、東日本大震災の被災地域を除く全国の高校に在籍する2011年3月高校卒業の男女8万544人を対象に実施。調査方法は質問紙による郵送法、調査期間は3月18日〜4月8日。有効回答数は1万882人。 大学進学者のオープンキャンパスへの参加率は、高校3年間で94.0％となり、前回調査（2009年）より3.9ポイント増加している。 オープンキャンパスへの参加時期をみると、1年生時が38.1％（前回調査24.7％）、2年生時が66.9％（同56.0％）、3年生時が81.1％（同77.3％）とすべての学年で前回調査より増加している。また、2年生、1年生と低学年ほど参加率が高まっており、早期参加が進んでいることが伺える。 男女別に参加率をみると、1年生時が男子29.6％、女子45.0％、2年生時が男子57.0％、女子74.6％、3年生時が男子75.1％、女子85.9％となっており、すべての学年で女子が男子を上回っている。 一人当たり平均参加校数は4.26校で、前回調査の4.11校を上回っている。男女別では、男子平均3.54校、女子平均4.77校。また、女子は「5校以上」参加が43.9％（男子は26.0％）となっている。 オープンキャンパスに「親と参加したことがある」のは44.9％で、前回調査と比べ6.6ポイント増加。一方、「友だちと参加したことがある」は73.7％で3.5ポイント減少している。女子は57.2％が「親と参加したことがある」と回答、男子は27.8％だった。特に理系女子は「親と参加したことがある」が多く、62.1％となっている。
