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JST、「中学生の才能を地域を挙げて育てるために」報告書を公開

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中学生才能育成システムの構築
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 科学技術振興機構(JST)の理科教育支援センターは7月21日、報告書「中学生の才能を地域を挙げて育てるために」をとりまとめてホームページ上で公開した。

 同センターでは、日本が科学技術創造立国を実現するためには、科学技術や学術に関係する人材育成も課題の1つであり、現在実施されているスーパーサイエンスハイスクール(SSH)など、高校生を中心とした支援策につなげるためには、中学生段階で科学技術への夢と自分の進路を描けるような教育機能が重要だとしている。

 しかし、「PISAのアンケート項目による中3調査(2007年)」では、日本の「科学に関連する職業に関して情報が得られている」という中学3年生の割合は、OECD平均47%に対して最低水準の28%であったという。そのため今回の報告書では、中学生段階の才能育成として、地域で連携するシステムを構築することが重要であるとしている。

 具体的には、中学校だけではなく、地域の教育委員会と科学館・博物館、大学・研究機関、企業・NPOなど関係機関が連携し、理数領域において才能の芽を持つ中学生に対して、発展的な学習機会および研究指導を提供し、才能育成とともに生徒のキャリア意識の向上につなげることを提案している。また、SSH指定校など、理数教育に重点を置いた高等学校とも連携することで、子どもたちの進路に対する意識や保護者の理解を深めることも期待できるとしている。

 さらに、中学校教員も積極的に参画し、学校外の取り組みと学校の学びをつなげ、地域の関係機関とともに継続的に育成することも提案している。

 JSTでは同報告書を踏まえ、国や地方自治体などと協力し、中学生段階を中心とした才能育成施策の実現に向けて取り組んでいきたいとしている。

 なお、報告書の全文は、「理科支援ネット」(PDF)で公開している。
《前田 有香》

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