子どもたちのインターネット利用について考える研究会は8月1日、「Yahoo!知恵袋」と連携した子どもとネットに関するQ&Aコーナーを開設した。 同会は、子どもたちのインターネット利用をより豊かで安心なものにするため保護者向けに関連情報を提供することを目的に、2008年にネットスターとヤフーが共同で設立した任意団体。子どもの発達や教育、メディアとの関わりに詳しい学識経験者を中心に、学校関係者や保護者が集まり、「保護者のためのインターネットセーフティガイド」などの教材作成や学校などでの講演など啓発活動に取り組んでいる。 同研究会によれば、携帯電話の利用開始時期や利用機器の与え方、子どもへの説明の仕方など、子どものネット利用についてさまざまな悩みを抱えている保護者が多いという。 Yahoo!知恵袋の「知っトク知恵袋」に8月31日までの期間限定で公開されるテーマ「気になる『子どもとケータイ』の関係」では、同会から子どもの携帯電話利用についての質問を投げかけたり、これまでに投稿された、子どもと携帯電話に関する質問と回答を合わせて掲載していく予定。これにより、悩みを抱えている保護者同士が質問・回答を通じ、悩みや体験談、アドバイスを共有することで、問題解決のヒントをつかんで欲しいとしている。 また、同コーナーに蓄積された保護者の取組み成功事例、失敗事例については、同研究会の第三期研究テーマ「保護者向け教育のあり方の提案」の調査研究活動の参考とし、活動報告書にも反映していく予定。
