保護者や地域の声をDB化する教育機関向けソリューション

 フューチャーアーキテクトは9月26日、各自治体の教育委員会と各学校・教職員間の情報共有を目的とした「教育機関向けソリューション」の開発について発表した。

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 フューチャーアーキテクトは9月26日、各自治体の教育委員会と各学校・教職員間の情報共有を目的とした「教育機関向けソリューション」の開発について発表した。

 教育機関向けソリューションには、同社のお客様の声収集活用システム「lisnar+(リスナープラス)」を活用しているという。同製品は、「苦情・気づき・ご指摘」などさまざまな“お客さまの声”をリスク対応として管理し、業務や商品・サービスの改善に継続的に活用していこうというもの。

 教育の現場においては、児童生徒や保護者、地域住民などからの苦情クレームなどの「声」が寄せられた場合、それぞれの現場で対応するのみで、他校などと共有されることなく、生きた事例として活用されることが難しい状況にあるという。その一方で、インターネットや携帯電話をはじめとする情報ツールの普及により、それらのクレームに対する対応が瞬時に拡散される状況にある。

 こうした課題に対応するため、同社では「教育機関向けソリューション」を開発したという。現場と本部(教育委員会)において、生徒同士のトラブルや地域トラブル、保護者の意見など、複数のチャネルから寄せられる「声」をデータベース化することで統合管理し、必要な情報への迅速なアクセスをすることで、各現場の対応の参考にしていこうというもの。個人情報については利用者ごとに閲覧を制限したうえで、キーワード検索などにより学校の単位を超えて事例の照会が可能となるという。

 同ソリューションは、サーバ導入型またはクラウドサービス型のそれぞれの形態で導入が可能。学校単体から自治体を包括する形態まで、状況に応じた対応が可能だという。
《田崎 恭子》

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