ハーバード大学の理論を用いた学習個性診断サービス

 大学・研究所の研究成果の実用化を行うトライアックスは9月28日、アルクテラスの学習個性診断システムの開発において、ハーバード大学等の理論をCI学習研究所との産学連携で実用化したと発表した。

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 大学・研究所の研究成果の実用化を行うトライアックスは9月28日、アルクテラスの学習個性診断システムの開発において、ハーバード大学等の理論をCI学習研究所との産学連携で実用化したと発表した。

 「学習個性診断」は、子どものやる気と学習の効果を高めることを目的とし、子どもの学習スタイルの個性を分析して優先して取り組むべき課題とその方法をアドバイスするサービス。子どもと保護者が、アンケート方式(4択)で合わせて約100問の質問に答えることで、子どもの学習個性を分析。171通りの学習個性のパターンの中から子どもの学習タイプを見つけ出して、子どもの学習個性に合わせた学習方法をアドバイスする。

 同サービスのシステムは、ハーバード大学のハワード・ガードナー教授が考案した8つの知能が組み合わされた「多重知能(MI: Multiple Intelligences)」理論、脳科学、認知心理学、高次脳機能の知見から11の次元で枠組みを作った「学習スタイル(LS: Learning Styles)」理論、保護者の育て方について分析するA.L.サイモンズらの「親の養育態度」理論という、3つの理論に基づいている。教育学・心理学の専門的知識が豊富なCI学習研究所の3人の専門家により開発された。

 現在、試行期間として無料で学習個性の診断とアドバイスを行っている。利用には会員登録が必要。
《前田 有香》

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