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河合塾、2012大学入試動向…国公私立とも「文低理高」傾向

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模試受験者数
  • 模試受験者数
  • 国公立大学の志望動向(日程別・大学所在地区別)
  • 難関大学の志望動向(前期日程)
  • 学部系統別の志望動向
  • 私立大学志望者数の変化
  • 学部系統別の志望動向
  • 都市部主要大学グループ別の志望動向
 河合塾は10月13日、8月に実施した同塾の「第2回全統マーク模試」の結果をもとに分析した「2012年度大学入試動向」をホームページに公開した。

 2012年度は大学入試センター試験の制度が大きく変更となることで、受験生の動向が注目されているという。公開された資料では、大学志願者の半数以上となる、高校3年生と高卒生合わせて約36万人が受験した全国最大規模の模擬試験における志望校調査から、2012年度入試の動向を予想しまとめている。

 「第2回全統マーク模試」の受験者数は、357,801人で前年比99.5%。文系・理系の別では、文系が19.4万人に対し理系が16.3万人。ただし、ここ2年は理系受験生が増加し、文系受験生が減少傾向にあるという。

 国公立大学の志望者の数は前年比100%となり、日程別では中期日程が前年比98%と若干減少しているものの、ほぼ前年並となった。大学の所在地別では、震災の影響で東北地区の大学の志望者が前年比93%と減少している。

 国公立大を「難関10大学」(北海道大、東北大、東京大、東京工業大、一橋大、名古屋大、京都大、大阪大、神戸大、九州大)と、「準難関・地域拠点10大学」(筑波大、千葉大、横浜国立大、新潟大、金沢大、岡山大、広島大、熊本大、首都大東京、大阪市立大)と、「その他の大学」に分け、志望者の増減をみると、「難関10大学」は前年比98%と減少した一方、「準難関・地域拠点10大学」が前年比101%と増加している。中でも首都大東京、新潟大、金沢大、大阪市立大で志望者数の増加が目立ったという。

 また「難関10大学」のうち、東京工業大は理系人気と入試改革を実施により、前年比110%と志望者が大きく増加している。

 学部系統別では、全体に「文低理高」の傾向となり、中でも「法・政治」「経済・経営・商」といった社会科学系は大幅に志望者数が減少している。一方、理・医歯薬保健系では前年比4〜5%増加。工・農学系を含めた理系人気は来春も継続すると予想されるという。

 私立大学では、全体の志望者は前年比100%。大学の所在地別では、(東京を除く)関東・甲信越地方で前年比109%と志望者が増加している。

 学部系統では、国公立大と同じく「文低理高」傾向にあり、理・工・農学の理系すべてで志望者が増加している。一方、「法・政治」「経済・経営・商」といった社会科学系は志望者が大幅に減少するも、同じ文系でも「文・人文」系は増加しており、教育や心理といった分野が人気だという。

 都市部の主要大学を難易度のランクで分けたグループごとに見てみると、「首都圏理系9大学」(芝浦工業・東京電機・千葉工業・工学院・東京工科・麻布・東京農業・神奈川工科・北里)が前年比107%と大きく増加している。

 また早稲田大は、社会科学系学で志望者の減少が目立つが教育・文化構想といった人文系学部や理系学部の人気は堅いという。慶應義塾大はセンター方式のとりやめにより全体の志望者数は減少したものの、既存の一般方式では志望者の増加が目立っているという。
《田崎 恭子》

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