米統計、遠隔教育にて単位を取得する大学生2割超える

 米教育科学研究所の調べによると、eラーニングを含めた遠隔教育による大学レベルの単位を取得する学生が2割を超えた。約430万人(20.4%)の大学生が、遠隔授業により最低1単位取得したとされ、約4%の大学生が単位の全てを遠隔教育にて取得したという。

教育ICT 学校・塾・予備校
米教育科学研究所(Institute of Education Sciences)
  • 米教育科学研究所(Institute of Education Sciences)
 米教育科学研究所(Institute of Education Sciences)の調べによると、大学レベルにおいて、eラーニングを含めた遠隔教育による単位取得者が2割を超えた。約430万人(20.4%)の大学生が、遠隔授業により最低1単位取得したとされ、約4%の大学生が単位のすべてを遠隔教育にて取得したという。

 公開された統計は2007年〜2008年によるもので、遠隔教育による単位取得の割り合いは男子生徒が18.6%、女子生徒が21.8%という結果になった。過去と比較すると、少なくとも1単位を遠隔教育にて取得した学生は、2003年の統計に比べ16%の増加。その一方、学位のすべての単位を遠隔教育で取得した学生は減少したという。

 北米において遠隔教育は、比較的受け入れられているが、その形態は様々。あらかじめ録音・録画されたものをCD-ROMやDVDとして配布する授業から、ビデオ会議システム、ウェブキャスト、eラーニングなどを活用した授業など、多様化されているのが現状。米大学生による今後の遠隔教育の活用率だけでなく、多様化される授業提供方法にも注目が集まる。
《湯浅大資》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top