内ポケットで持ち運べる小型書画カメラにワイヤレスセットが登場

 エルモ社は4月11日、ワイヤレスシステム搭載のモバイル書画カメラと受信機がセットになった新製品「Visual Presenter MO-1w/VPR-1」を発表した。5月上旬より販売を開始する。

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 エルモ社は4月11日、ワイヤレスシステム搭載のモバイル書画カメラと受信機がセットになった新製品「Visual Presenter MO-1w/VPR-1」を発表した。5月上旬より販売を開始する。

 書画カメラは、書類や立体物を撮影し、テレビモニタやプロジェクタなどにリアルタイムに映し出す映像入力機器のことで、別名「実物投影機」ともいう。同社では、学校の授業での使用に特化した「みエルモん」シリーズをはじめとする多数の製品を開発・発売してきている。

 今年2月には、折りたたみ時の本体サイズが縦101mm×横226mm×厚さ28mm、重さが550gと小型軽量の携帯モデル「Visual Presenter MO-1」を発売。A5版のシステム手帳を下回るサイズで、スーツの内ポケットにも入るほどのコンパクトさを実現し、外出先でのプレゼンテーションが多いビジネスマン、教室を移動して授業をする先生などをターゲットとした製品となっている。

 今回発表された新製品は、携帯モデル「Visual Presenter MO-1」にWHDI方式のワイヤレスシステムを搭載し、受信機「VPR-1」をセットにしたもの。入力側(書画カメラ)と出力側(プロジェクタやテレビモニタ)の間の配線が不要となり、会議室や教室のレイアウトを変更することなく使用できる。

 書画カメラ本体は、500万画素CMOSセンサー、8倍デジタルズームを搭載し、フルハイビジョン(1080i / 30fps)に対応。可動式アームと回転カメラヘッドであらゆる角度からの撮影が可能となっている。また、アナログRGBとHDMIの外部映像入力端子も備え、パソコンやスマートフォン、タブレットPCなどからの画像に切り替えて表示することも可能。

 受信機側は、プロジェクターやテレビモニタにHDMIで接続し、映像と音声を出力可能。本体との通信距離は約10mまで可能で、WHDIワイヤレスシステムにより、フルHD動画を遅延なく受信可能となっている。

◆Visual Presenter MO-1w/VPR-1
価格:80,850円(セット価格)
 ※ワイヤレス書画カメラ「MO-1w」は58,800円、受信機「VPR-1」は22,050円
発売時期:5月上旬
《田崎 恭子》

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