ビッグサイトで国際文具・紙製品展、子どものモチベーション向上に効果的な文具とは

 第23回国際文具・紙製品展が東京ビッグサイトで7月6日まで開催されている。学生にとって日常品である文具は、勉強へのモチベーションや学習効率に関わるさまざまな働きをするという。

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 第23回国際文具・紙製品展が東京ビッグサイトで7月6日まで開催されている。学生にとって日常品である文具は、勉強へのモチベーションや学習効率に関わるさまざまな働きをするという。

 創業以来「紙」にこだわり続けているという文具製造・販売会社のマルマンは、機能とデザイン両面にこだわった11色のルーズリーフファイルなどを展示。カラーバリエーションの豊富さが特徴でもあるが、今回こだわったのはスパイラルノートの機能性だという。簡単にページを切り取れるミシン目に加え、筆箱サイズの短い定規でも縦線を引けるようページ中に目盛を追加し、スパイラルノートの欠点であった上下部に「スパイラル製本コイルループ」を採用することで、各ページがコイルから離れないよう設計されているという。

 石原紙工は、新聞や雑誌の切り取りをノートに貼り付け整理するという従来の手法に着目し、「クラフトスクラップノート」を展開している。B5、A4などといった企画より2センチほど大きいノートを提供することで、学校や塾から与えられたプリントを容易に管理することができる。同社専務取締役の石原るみ子氏は、夏休みの自由研究のツールとしてもクラフトノートが効果的だと説明する。旅行時に滞在先の情報をクリッピングし、ノートに貼り、コメントを足すことで、宿題はほぼ完成する。スクラップブックと、旅行先のパンフレットなどを活用した自由研究はどうだろう。

 学生用のノートはどれも同じに見えるが、細部の充実化で利用者数を伸ばそうと試むのがマルマンと石原紙工だ。2011年11月に公開されたコクヨの調査によると、1人の中学生が年間に受け取るプリント数は1,000枚に達するという。与えられたプリントより1サイズ大きいノートを提供することで学生を助ける石原紙工、学生が好むデザインを考慮し、コイルループなど細かい配慮を施したマルマン。学生が日々ノートを使用するうえで、かゆいところに手が届くというのはこういうことだろう。

 保護者の想像以上に文房具は学生のモチベーションを左右する。ノート、ペン、消しゴムの減り具合がモチベーションを左右することもあるという。日々付き合う道具だからこそ、子どもの好みと機能性を意識した選択が望ましいようだ。

 なお、同文具・紙製品展は、商談展のため、18歳未満の入場はできないという。展示会場に行く時は、注意が必要だ。
《湯浅大資》

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