文科省、いじめ緊急調査…全国の公立小中学校対象

 平野文部科学大臣は7月20日の会見で、全国すべての公立小中学校を対象にいじめの実態調査を行うと発表した。できるだけ早く着手し、8月中には総点検して報告するという。

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平野文部科学大臣 7月20日の会見
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 平野文部科学大臣は7月20日の会見で、全国すべての公立小中学校を対象にいじめの実態調査を行うと発表した。できるだけ早く着手し、8月中には総点検して報告するという。

 大津市の中学生がいじめを受けたあと自殺した事件を機に、7月4日より「24時間いじめ相談ダイヤル」について再公表したところ、相談数が以前の2倍強に毎日膨らんでいるという。この相談ダイヤルは全国1,700か所あり、6月の平均件数は、1日38.7件で、7月4日以降は、91.6件。ここにきて潜在化していた問題が顕在化してきている。

 平野大臣は、「早期発見・早期対応ができていなかった」と反省し、全国すべて学校、まずは公立の小中学校で「いじめがあるかどうか」もしあれば、いじめの実態調査を早急に行うと発表した。「いじめは重要な問題だ」と捉え、「できるだけ早くやる」そして、「再発防止につなげる」という。

 具体的な調査内容については、後日報告するという。

 なお、今回のいじめ全国調査に関する発言は、7月20日の会見動画の18:30から視聴できる。

《工藤めぐみ》

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