農林水産省のホームページでは、子ども向け食育学習ツール「私たちの食文化ってどんなもの？」を掲載している。「ワークシート編」と「資料編」「指導者用学習ツールの手引き」の3つの資料が一式となっている。 同学習ツールは、日本がユネスコの無形文化遺産への登録を目指し、「和食：伝統的な日本の食文化」を申請したことをきっかけに、子どもたちが身近な日本食文化の素晴らしさに気付き、未来に向けてそれを継承していこうという気持ちを育んでほしいという願いを込めて作成したという。 ワークシート編では、昨日の食事を振り返り、食べたものの中で「日本らしいもの」や「地域らしいもの」を書き出すほか、「季節の行事と結びついた食」「郷土料理」「未来に伝えたい日本食文化」などについて書くようになっている。 資料編では、日本の「国土の特徴」や「食べ物の旬」「季節の行事と食文化」「食事のマナー」などについて学べる。「全国の郷土料理」や「全国のお雑煮マップ」からは、日本全国の多彩な食文化を知ることができる。 日頃の食事や日本の食文化についてあらためて考えさせてくれる学習ツールとなっている。
