リセマム6周年

【センター試験2013】3年ぶりの平均点ダウンが志望動向に影響、河合塾調べ

教育・受験 受験

センター試験平均点の推移
  • センター試験平均点の推移
  • 河合塾「センター・リサーチ」参加者数
  • センター・リサーチ 7科目型得点分布
  • センター・リサーチ 文理別参加者数推移
  • 国公立大学出願予定者数の変化
  • 難関10大学の状況
  • 学部系統別の動向
 河合塾は、同塾に寄せられた43万3,833名の受験生の自己採点・志望校データ(センター・リサーチ)を基に分析した、2013年度大学入試センター試験の概況と国公立大志望動向を発表した。

 主要科目の平均点では、数学I・A、国語で平均点が大きく落ち込んだという。特に国語の平均点は満点の5割程度となり、ほかの主要教科が6割前後であることと比較しても、低いようだ。理科、地歴、公民では、「物理I」「日本史B」「倫理,政治・経済」のダウン幅がやや大きいものの、受験者の多い科目の平均点はいずれも6割程度で揃っているため、得点調整はないと見込まれている。

 河合塾が実施したセンター・リサーチには、センター試験受験者の約8割にあたる43万3,833人の受験生が参加。参加者数は前年比103%で、センター試験受験者数の増加率と同様である。文理別にみると、文系・理系のいずれも増加しているが、文系の約3,000人増と比較して、理系では約1万人増と、増加率、増加幅とも大きくなっている。過去5年のセンター・リサーチ参加者数の推移をみると、文系生は23万人前後で推移している一方、理系生は5年間で約3万3,000人増加(約2割増)している。理系生の増加が理系学部の人気につながっている。

 国公立大の出願予定者数は、入試の中心となる前期日程で前年並みとなった。センター試験受験者が増加していることを考えると、国公立大人気は実質的に低下しているといえる。センター試験難化の影響で、国公立大の出願を躊躇している受験生も増加していると推測されている。後期日程は前年比96%となっており、後期日程の出願予定者減少は、大阪大(理、基礎工)、神戸大(経済)をはじめ、後期日程を廃止・縮小する大学の影響が大きいようだ。

 難関10大学では、東京大、一橋大、名古屋大で出願予定者が減少。東京大では、模試では安定した人気を示していた理科類も減少しており、センター試験で思うように得点できなかった層が他大学へ流れているという。科類別では、文科三類、理科二類で出願予定者が増加しており、例年合格最低点が最も低くなる両科類に人気が集まっているようだ。一橋大では、社会科学系不人気により志望者が減少しており、競争の緩和が期待されている。東京工業大は前年比102%と、比較的堅調な人気。平均点ダウンに伴い、東京大からの志望変更者も相当数いると推測されている。

 学部系統別の動向では、「法・政治」学系が前年比95%、「経済・経営・商」学系が96%と減少。特に、「法・政治」学系の難関大学を中心に出願予定者の減少が目立っているという。一方、出願予定者が増加しているのが、教育学部の総合科学課程。ボーダーラインがほかの学系に比べて低く、募集区分が多いことも重なり人気を集めている。

 理系では、前年度入試で志願者の増加が目立った「理」「農」学系が落ち着き、「工」学系は出願予定者が前年比104%と増加している。「理」「農」学系と比較すると、ボーダーラインが低い募集区分が多いことも人気の要因となっているようだ。難易度別にみると、ボーダー得点率7割未満の大学群で出願予定者が1割近く増加している。

 医療系では、模試での人気上昇が感じられた医学科が一転して出願予定者が前年を割り込んだ。センター試験難化の影響で医学科からの志望者が歯学部・薬学部に流入していると考えられている。
《水野こずえ》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)