国際情報オリンピック、日本代表の高校生が金メダル1つ、銀メダル2つを獲得

 オーストラリアのブリスベンで開催された「第25回国際情報オリンピック」に参加した日本の高校生が、金メダル1つ、銀メダル2つを獲得。筑駒、栄光、灘の生徒が健闘した。

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 オーストラリアのブリスベンで開催された「第25回国際情報オリンピック」に参加した日本の高校生が、金メダル1つ、銀メダル2つを獲得。筑駒、栄光、灘の生徒が健闘した。

 国際情報オリンピックは、高校生以下を対象とした数理情報科学の問題解決能力を競う国際大会。今回で25回目を迎えた同大会には、77か国・地域から299名の選手が参加し、日本からは国内選抜大会である日本情報オリンピックを勝ち抜いた筑波大学附属駒場高等学校の2名、栄光学園高等学校の1名、灘高等学校の1名が参加した。

 国際情報オリンピックでは、与えられた問題を解くための効率的なアルゴリズムを考え出し、そのアルゴリズムに基づき正しく動作する解法プログラムを作成する能力が競われる。与えられる問題は、現代の実社会で直面するさまざまな問題を模したもので、プログラミング能力だけでなく数学的な理解力、分析力、思考力、発想力などが問われるという。

 国内選抜大会である日本情報オリンピックを勝ち抜き、国際情報オリンピックに参加したのは、筑駒の熊崎剛生さんと隈部壮さん、栄光学園の劉鴻志さん、灘高校の三谷庸さんの4名。熊崎剛生さんが金メダル、劉鴻志さんと隈部壮さんが銀メダルを獲得した。参加国・地域別のメダル獲得数では日本は11位。金メダルを4つ獲得した中国が1位となった。

 参加各国・地域の代表と競い合うことはもちろんだが、国・地域が異なる同年代との交流や、今回の大会ホスト国オーストラリアを体験することも大会参加の大きな目的のひとつだ。7月6日に成田空港を出発した高校生4名は、大会の合間に行われたサンシャイン・コーストやオーストラリア動物園の見学を満喫。海外での体験や刺激を帰国後どのように共有し、ほかの生徒にどのような影響を与えるのか、注目どころだ。
《湯浅大資》

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