マイナビは9月11日、「2014年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。8月末時点の内々定率は前年同月比4.2ポイント増の64.7％となり、過去2年を上回った。 同調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として2010年3月より開始し、今年で4年目となる。今回は2014年3月卒業見込みの全国大学4年生と大学院2年生を対象に、2013年8月28日～9月2日にマイナビ2014の会員に対するWEBアンケートを実施し、3,321件の回答を得た。 8月末時点の内々定率は、前年同月比4.2ポイント増の64.7％。8月以降も就職情報サイトへの掲載社数が前年を上回るなど、継続的な企業の採用意欲に支えられた。 文理別では、理系が男女とも内々定率が7割を超え、「内々定先に満足して活動を終了」する割合も8割前後と、短期間で就職活動を終えている。文系では、文系女子が前年同月比4.5ポイント増の57.6％と順調に推移しているものの、「内々定先に満足して活動を終了する」割合が68.9％で前年とほぼ変わらないことから、最終的な意思決定にやや時間がかかっていることがわかる。環境の好転を感じて、じっくりと結果を出す傾向もあると推察される。 また、未内定者を含めた今後も活動を継続する学生（未内定者＋内々定を保有して活動を継続する者）の割合は、49.6％と過半数を下回っている。
