玉川大学、国際バカロレア教員の資格が取れる修士コース開設

 玉川大学は1月29日、平成26年4月に玉川大学大学院教育学研究科教育学専攻修士課程に「IB研究コース」を開設すると発表した。IB研究コースで所定の単位を修得すると、IB(国際バカロレア)教員ならびにIB研究者としての資格が取得できる。

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IB教員資格に必要な科目(レベル1)
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 玉川大学は1月29日、平成26年4月に玉川大学大学院教育学研究科教育学専攻修士課程に「IB研究コース」を開設すると発表した。IB研究コースで所定の単位を修得すると、IB(国際バカロレア)教員ならびにIB研究者としての資格が取得できる。

 IB(国際バカロレア)とは、国際的に通用する大学入学資格を付与するための国際基準によるプログラムで、知識の修得だけでなく、社会から求められている問題解決力や論理力などを身につけることを目的としている。文部科学省主導のもと、全国でIBの導入が進められている。

 IBの教育は、これまでの教師主導の学校教育と全く異なり、教師は生徒の学習を支援する立場となる。教育理念がこれまでの日本の教育と全く異なるため、IBプログラムで教える教師の養成を行う大学院の開設が期待されていた。そこで、IBの基本理念である全人教育を実践してきた玉川大学でIBの教員を養成する「IB研究コース」を開設することとなった。

 「IB研究コース」では、IB教員養成を目的に教育・研究を行う。IB教員になるためには、IB教員資格が必要で、国際バカロレア機構が資格を認定する。認定を受ける機関(玉川大学)は事前に国際バカロレア機構からカリキュラムの認定をもらい、その後、国際バカロレア教員の養成をすることができるようになるが、玉川大学では平成25年12月6日にその認定を受けている。

 国際バカロレア関連科目を12単位修得することによって与えられる資格は「Teacher Certificate level 1」で、レベル1の12単位を含め修士課程を修了することにより与えられる資格は「Teacher Certificate level 2」。「レベル1」も「レベル2」もIBの教員資格となる。「レベル2」の場合には、さらにIBの研究者としての資格も付与される。
《工藤めぐみ》

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