富士通とWWFジャパン、環境教育電子教材を共同開発…小中学校で出前授業開始

富士通は、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)と、エコロジカル・フットプリントをテーマとした環境教育電子教材を共同で開発、4月より全国の小中学校で同教材を活用した環境教育の出前授業を開始した。

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環境教育教材「地球1個分で暮らすために ~エコロジカル・フットプリントから考える~」
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 富士通は、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)と、エコロジカル・フットプリントをテーマとした環境教育電子教材を共同で開発、4月より全国の小中学校で同教材を活用した環境教育の出前授業を開始した。

 エコロジカル・フットプリントとは、人間の生活がどれだけ地球環境に負荷を与えているかを表す指標。現在、地球1.5個分の資源が必要とされるまで、負荷が大きくなっているという。

 授業では、今回開発した環境教育電子教材「地球1個分で暮らすために -エコロジカル・フットプリントから考える-」を活用。小学校4年生から中学生を対象に、地球資源と私たちの暮らしとの関わりを再確認し、地球1個分で暮らすためにはどうすれば良いのかを考える。

 授業は、生徒ひとりひとりがデジタル教材「マーナビケーション」を活用したタブレット端末を使用し、講師用パソコンと通信しながら進行する。すべての生徒の意見を確認、共有できるほか、さまざな意見のグルーピングやグループごとのディスカッションが効率的に実施可能。また、テストの得点や問題ごとの正解率を把握して、適切な指導ができるという。

 富士通は、1回目の授業を今年4月に町田市立本町田東小学校5年生のクラスで実施。今後、同社の環境出前授業のプログラムの一つとして、年間100団体、5,000人を目標に、全国の小中学校で同授業を展開し、地球環境問題の解決に向けた普及啓発に取り組んでいくという。
《水野こずえ》

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