創作絵画コンテスト「ドコモ未来ミュージアム」募集開始、絵画モデル授業も好評

 NTTドコモは、3歳以上の未就学児から中学生までを対象とした創作絵画コンテスト「ドコモ未来ミュージアム」を開催。13回目の開催となる今回のテーマは、「僕たち私たちの未来のくらし」となっている。

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ドコモ未来ミュージアム
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  • 公式お絵描きツール
  • 前回の最優秀作品
  • 荒川区立尾久小学校で授業を行った奥村高明氏、南雲治嘉氏
 NTTドコモは、3歳以上の未就学児から中学生までを対象とした創作絵画コンテスト「ドコモ未来ミュージアム」を開催。13回目の開催となる今回のテーマは、「僕たち私たちの未来のくらし」となっている。

 ドコモ未来ミュージアムは、子どもたちの未来や夢を描く力を応援するNTTドコモの企画。今回は、「僕たち私たちの未来のくらし」をテーマに、将来「こうなってほしい」または「こうしたい」と思うことを絵にして応募してもらう。「みんなの夢が、未来をつれてくる」をテーマに開催された前回は、約16万点の中から5歳児の作品が最優秀作品賞に選ばれた。

 作品の応募部門は、絵画部門とデジタル部門。絵画部門は、個人でも団体でも応募することが可能で、3歳以上の未就学児から中学生が対象となっている。デジタル部門は、PCやタブレットなどを使って作られた作品。すべてをデジタルで描いた作品だけでなく、絵の具で描いた絵をデジタルで加工した作品などでも応募可能だという。また、ドコモ未来ミュージアムのホームページには公式お絵描きツールが用意されており、サイト上で絵を描いて応募することもできる。

 NTTドコモは、ドコモ未来ミュージアム企画のひとつとして学校での絵画モデル授業も実施している。5月19日には、聖徳大学児童学部長の奥村高明氏とデジタルハリウッド大学教授の南雲治嘉氏が東京の荒川区立尾久小学校を訪れ、絵の具やタブレットを使った絵画教室を行った。

 奥村氏の授業では、「未来」の考え方を説明した後、4人1組でのブレインストームを行ってから絵を描く作業に入った。色鉛筆で下書きをし、必要であれば図書室の資料を利用しながら子どもたちは絵を描きあげていった。

 南雲氏の授業でも奥村氏の授業同様「未来」の捉え方から入り、絵のテーマ探しを始める。アイデアが出たら画用紙を使って下書きを行い、最後にタブレットを使って絵を描きあげる。使いながら新機能を発見したり、上手くいかなかった部分を消したりと、絵の具ではできない絵画を楽しんでいた。

 絵画モデル授業を受けた荒川区立尾久小学校の飯村誠一校長は、図工は文化芸術活動の大事な柱だとしたうえで、絵の描き方を学んだりタブレットを活用したりすることは子どもたちが心から没頭できる力を身につける意味でも効果的だと話す。

 授業を行った奥村氏は、芸大や美大を出た人たちは、最後まで仕事をやりきる人が多いと話す。絵を描くという作業は、モノを作る感覚に近く、最後までやり遂げる力を養うことができるのではないかと提案する。

 未来を想像するという今回のテーマについて南雲氏は、未来を考えることで時代の読み方や考え方が生まれると説明。絵は言葉と同じで、自分の気持ちを表現して相手に伝えるツール、どういう人になりたいか、どんな世界がよいかを考えることにつながるという。

 夏休みは絵を描く機会の多い時期。子どもが描いた絵を親子のコミュニケーションツールとしてほしいと南雲氏は語る。
《湯浅大資》

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