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達成度テスト、平成33年度入試から導入へ…中教審が答申案

教育・受験 受験

大学入学者選抜の転換のイメージ
  • 大学入学者選抜の転換のイメージ
  • 達成度テスト(基礎レベル・発展レベル)の概要(案)
 第91回中央教育審議会が6月30日に開かれ、大学入試改革として議論を続けている「達成度テスト(仮称)」の概要などについて答申案を示した。大学入試センター試験に代わる達成度テストの「発展レベル」は、平成33年度入試からの実施を目指すとされた。

 達成度テストには、高校教育の基礎的学習の達成度を把握する「基礎レベル」、大学入試センター試験を廃止して導入する予定の「発展レベル」の2種類がある。

 答申案では、「基礎レベル」について、個人や学校単位で受験する希望参加型とした。実施の回数や時期は、「在学中に複数回(例えば年間2回程度)受験機会を提供」「夏から秋までを基本として学校現場の意見等を聴取しながら検討」とするにとどまった。

 テストの形態は、多肢選択方式を原則とし、一部記述式も検討する。教科については「実施当初は、国語、数学、外国語、地理歴史、公民、理科を想定(選択も可能)」と記載。複数の教科を融合した問題を含めることも検討するとした。

 一方、「発展レベル」は、従来の「教科型」に加え、教科横断的な「合教科・科目型」、教科や科目の枠を超えた「総合型」の問題を組み合わせて出題。当面は、多肢選択方式により知識・技能を活用する力を測定する出題を充実させる。記述式問題については、CBT(コンピューターによる出題・回答)方式の導入に関する研究開発と合わせて検討するとした。

 実施回数については、「1回の試験を1日で終えることを前提に、年2回の実施とすることが適当」と明示。早ければ、現在の小学6年生が対象となる平成33年度大学入試から段階的実施を目指すとした。成績については、「知識偏重の1点刻みの選抜」にならないよう、段階別表示などにより成績を提供するとしている。
《奥山直美》

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