書籍寄付を奨学金として活用、明大がサマーキャンペーン実施中

 明治大学は不要になった本などを提供し、買取金額が奨学金になる「本棚募金」のサマーキャンペーン「片づけて奨学金」を8月31日まで実施している。キャンペーン中に提供した書籍類の買取り査定額が通常より10%アップすることから、協力を呼びかけている。

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 明治大学は不要になった本などを提供し、買取金額が奨学金になる「本棚募金」のサマーキャンペーン「片づけて奨学金」を8月31日まで実施している。キャンペーン中に提供した書籍類の買取り査定額が通常より10%アップすることから、協力を呼びかけている。

 同大では2012年から「本棚募金」を開始。提供してもらった書籍類(書籍、CD、DVD)を提携会社のバリューブックスに買い取ってもらい、買取金額は明治大学に寄付される。寄付は、同大学が行っている給費奨学金「未来サポーター募金(奨学サポート資金)」制度を支援する一部として学生の夢の実現に役立てられる。

 交友、父母、学生、教員などの協力で、今年6月までの申込み累計学は700万円を超えた。今回のキャンペーンでは、買取り額が通常より10%アップすることから、本棚に眠る本やCD、DVD、不要になったゲームソフトの寄付を呼びかけている。

 書籍類の提供は、1度の寄付が5点以上であれば送料はかからない。書籍類を段ボールに詰め、公式ホームページの申込みフォームに必要事項を明記して送信すると、指定の時間に宅配業者が受け取りにくる。集荷から10日で書籍寄付の受領書と礼状が送付される。詳しい内容は、ホームページで確認できる。また、電話の申込みも可能。

 18歳未満の人は保護者が代わって申し込むこと。値段がつかなかった書籍類は国内の小中学校の図書館や海外の研究機関に寄贈される。
《田中志実》

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