学研と栄光、業務資本提携…教育ICTや語学事業を拡大

 学研ホールディングスと栄光ホールディングスは8月29日、業務資本提携を締結すると発表した。少子化の影響から、国内の教育事業分野の競争が激化する中、両社独自の技術やノウハウを提供し合い、教育ICTや語学、海外事業の拡大を目指していく。

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 学研ホールディングスと栄光ホールディングスは8月29日、業務資本提携を締結すると発表した。少子化の影響から、国内の教育事業分野の競争が激化する中、両社独自の技術やノウハウを提供し合い、教育ICTや語学、海外事業の拡大を目指していく。

 学研HDは、教育ソリューション事業や子育て支援事業などを展開するグループ会社。一方の栄光HDは「栄光ゼミナール」「シェーン英会話」などを提供する教育サービス企業。

 「幼児・小中学生向けの学びや受験のコンテンツ、教育ICTのノウハウ」(学研)と「塾運営や語学教育のノウハウ」(栄光)という両社の強みを持ち寄ることで、教育ビジネスにおいて新たな付加価値を創出できると判断したという。

 具体的には、家庭や塾、学校向けの教育ICT教材の制作・販売、語学教育の教授法やツールの研究・開発などに力を入れていく。海外事業の拡大として、栄光ベトナム日本語学校と栄光ゼミナールハノイ校に学研グループ会社の教育コンテンツや教育メソッドを導入し、新たな講座を開設することなども検討している。

 資本提携については、学研HDは発行済株式数の2.64%(総額7億7,560万円)を第三者割当により栄光HDに割り当てる。また、栄光HDが発行する株式7億7,560万円相当(発行済株式総数の3.90%程度)を学研HDが市場または市場外で取得する。
《奥山直美》

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