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子どもの3人に1人が学校でいじめ…ユニセフ国際調査

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両親に育児放棄され、路上で3年間暮らしていた7歳の女の子(ニカラグア)
  • 両親に育児放棄され、路上で3年間暮らしていた7歳の女の子(ニカラグア)
  • 真夜中にも関わらず路上にいた11歳の女の子と話をする社会福祉省のスタッフ(コロンビア)
 ユニセフは9月4日、190か国の子どもへの暴力に関する報告書を発表した。世界の13歳から15歳の子どもの3人に1人以上が学校で日常的にいじめにあっていることや、2歳から14歳の子どもの約17%が激しい体罰を受けていることなどが明らかになった。

 報告書「子どもへの暴力防止キャンペーンレポート統計版『白昼の死角』(原題:HIDDEN IN PLAIN SIGHT A statistical analysis of violence against children)」は、190か国のデータを扱い、地域社会、学校や家庭といった子どもが安全であるはずの場所における子どもへの暴力について報告している。

 世界の13歳から15歳の子どもの3人に1人以上が学校で日常的にいじめにあっている。特に、サモアでは、その割合はほぼ4人に3人となっている。ヨーロッパと北米では、11歳から15歳のほぼ3人に1人がいじめを行ったことがあると答えている。ラトビアとルーマニアでは、その割合は10人に6人近くになるという。

 58か国の調査によると、約17%の子どもが頭や耳、顔を叩く、あるいは繰り返し強く叩くなどの激しい体罰を受けている。チャド、エジプト、イエメンでは、その割合は2歳から14歳の子どもたちの40%を超える。また、世界全体で、大人の10人に3人が「体罰は子どもをよく育てるために必要だ」と考えている。スワジランドでは、その割合は82%に上る。

 15歳から19歳の女の子・若者の半数近く(約1億2,600万人)が、夫は場合によっては妻をたたいてもかまわないと信じている。アフガニスタン、ギニア、ヨルダン、マリ、東ティモールではその割合が80%以上に上る。

 ユニセフは、子どもへの暴力を防止し減らすために、「親への支援と子どもたちへのライフ・スキルの提供」「考え方を変えること」「司法・刑事・社会的制度やサービスの強化」などが必要であるとしている。
《工藤めぐみ》

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