高等教育の在学率1位は韓国、日本は7か国中6位

 文部科学省は10月20日、7か国の教育状況を統計データで示した「諸外国の教育統計」平成26(2014)年版を公表した。高等教育在学者の人口千人あたりの人数は、韓国がもっとも高く、日本は中国に次いで2番目に低いことが明らかになった。

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高等教育在学者の人口千人あたりの人数(日本)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(日本)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(アメリカ)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(イギリス)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(フランス)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(ドイツ)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(中国)
  • 高等教育在学者の人口千人あたりの人数(韓国)
  • 私立学校の割合
 文部科学省は10月20日、7か国の教育状況を統計データで示した「諸外国の教育統計」平成26(2014)年版を公表した。高等教育在学者の人口千人あたりの人数は、韓国がもっとも高く、日本は中国に次いで2番目に低いことが明らかになった。

 同統計資料は、「教育指標の国際比較」の後継資料として日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国の教育状況を統計データによって示したもの。学校系統図と学校統計、私立学校の割合、就学前教育・義務教育後中等教育・高等教育の該当年齢人口と全人口、高等教育在学者の人口千人あたりの人数、大学の学生納付金、政府機関等奨学金などを紹介している。

 私立学校の割合について、小学校は、日本1.0%、アメリカ19.4%、イギリス7.9%、フランス13.7%、ドイツ4.9%、中国2.1%、韓国1.3%。中学校は、日本7.3%、アメリカ10.2%、フランス25.2%、ドイツ15.8%、中国7.9%、韓国20.4%。私立小・中学校の割合は日本がもっとも少ない。

 高等教育在学者の人口千人あたりの人数は、日本(2013年の大学・短大等在学者)が23.5人、アメリカ(2010年のフルタイム在学者)が42.3人、イギリス(2011年のフルタイム在学者)が28.1人、フランス(2011年)が35.9人、ドイツ(2011年)が29.1人、中国(2011年の全日制高等教育機関在学者)が18.4人、韓国(2012年の大学・専門大学等在学者)が66.4人。韓国がもっとも高く、日本は中国に次いで2番目に低い。

 このほか、7か国の就学前教育・義務教育後中等教育・高等教育の該当年齢人口と全人口や、大学の学生納付金、政府機関等奨学金なども紹介している。
《工藤めぐみ》

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