【大学と就職】転職情報サイトで見抜くブラック企業

就職活動生の多くは、基本的に就職情報サイト(リクナビやマイナビなど)しか見ないが、実は転職情報サイト(リクナビNEXTやDODA、マイナビ転職など)だからこそ手に入る有益な情報もある。

教育・受験 その他
トップページ
  • トップページ
  • 求人原稿ページ(右上に「掲載終了または更新予定」のみ記載あり)
  • トップページ
  • 求人原稿ページ(右に「掲載終了予定日」の記載あり)
  • トップページ
  • 求人原稿ページ(右上に「掲載予定期間」の記載あり)
 就職活動生の多くは、基本的に就職情報サイト(リクナビやマイナビなど)しか見ないが、実は転職情報サイト(リクナビNEXTやDODA、マイナビ転職など)だからこそ手に入る有益な情報もある。

 特に最近、話題になっているブラック企業(社員を劣悪な雇用条件・就業環境で使い潰す企業)を見抜く上で、転職情報サイトは大きな力を発揮する。そのため、志望企業が転職情報サイトに求人広告を出していたら、一度はチェックしておくことをおすすめしたい。

(※なおこれより先、特に断りがない場合、「求人広告」とは、転職情報サイトの求人広告のことを指すとする)

◆求人広告を見るべきポイント1、掲載期間

 求人広告には「掲載期間」がある。主に求人広告の右上に載っていることが多く、まずはここに着目しよう。

 ブラック企業は大量に人が辞める一方、採用もうまくいかないことが多い。そのため、年間を通して求人広告を出している。だが、毎月原稿の制作を依頼するのは手間なため、半年~1年間くらい最初の原稿を載せっぱなしにするところが多い。つまり、掲載期間がかなり長期間の場合、ブラック企業である可能性が高い。

 だが、なかには月末に掲載を取り止めて、翌月頭に同じ原稿を上げ直して、掲載期間の鮮度を保つサイトもある。たとえば、2014年1月1日から掲載期間を1か月で設定して、求人広告を掲載する。そして、1月31日に掲載が終わって、採用がうまくいかなかったら、2月1日から同じ求人広告を掲載期間1か月の設定で再び載せるのだ。こうすれば何か月掲載し続けても、表向きは掲載期間を1か月に見せることができる。同じ広告を載せるため、制作会社に原稿制作の手間もない。

◆求人広告を見るべきポイント2、募集媒体数

 では、掲載期間以外に、どういったポイントからブラック企業か否か判断すれば良いのか。次に注目したいのが、募集媒体数だ。ブラック企業は人が採れない、もしくは大量に採るため、多くの媒体に同時に求人広告を出稿する傾向がある。ただ、さまざまな媒体で応募者を募り、厳選する企業もあるため、募集人数と合わせてチェックしよう。

◆求人広告を見るべきポイント3、大量人数を募集

 ブラック企業は、どんどん社員が辞める傾向にあるため、一度に大量採用することが多い。よって、志望企業が「大量30人募集!」のような謳い方をしていた場合は注意しておこう。ある程度、辞めることを見こんで採用している可能性が高い。

◆求人広告を見るべきポイント4、未経験歓迎

 ポイント3の大量募集と、この「未経験歓迎」が合わさった場合、注意が必要だ。この手の企業は、未経験者を大量に雇い、とりあえず仕事を渡し(教育・研修はない)、そこから成果を上げた社員だけを重用する傾向にある。つまり、とりあえず仕事をさせてみて、できた社員は雇い入れ、できなかった社員は退職に追いこむのである。
《高嶌悠人》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top