藤原和博氏が受験サプリで授業提供、高校生の生きる力を育む

 リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン予備校「受験サプリ」は、義務教育初の民間校長として知られる藤原和博氏とコラボし、高校生の生きる力を育む授業「よのなか科」を開始した。

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受験サプリ・よのなか科
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 リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン予備校「受験サプリ」は、義務教育初の民間校長として知られる藤原和博氏とコラボし、高校生の生きる力を育む授業「よのなか科」を開始した。

 文部科学省は「知識・技能」に偏りがちなの従来の大学入試を見直し、「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を踏まえた総合的な評価を大学入試に導入することを決定。現行のセンター試験を廃止し「思考力・判断力・表現力」を評価する新テストを導入するという。

 今回開始した「よのなか科」の授業は、元和田中学校校長の藤原和博氏がプロデュース。「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」といった「生きる力」を養うことを目的として、経済編・学校編・仕事編・社会編・起業編の5つのテーマを設定し、「ロジカルシンキング」「ロールプレイ」「シミュレーション」「コミュニケーション」「プレゼンテーション」の5つのスキルを磨く51の授業を用意する。

 「キミの学校に、いじめはありますか?-「いじめゼロ」は可能か-」「自殺と安楽死を考える-自分のいのちは誰のもの?-」「1000円の価値~バイトと映画と授業の値段~」などのテーマについて藤原氏が、1本5~10分の映像によるオンライン授業で問題を提起。高校の先生は、「ティーチャーズガイド」をもとに授業の序盤でこの映像を生徒に見せ、そのあと専用ワークシートを使いながら、ディスカッション形式の授業を進めることができるようデザインされている。

 受験サプリは、今回の「よのなか科」の授業開始により、未来を担う高校生たちに、本当の意味での生きる力を身に付ける機会を提供するという。
《水野こずえ》

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