進学塾メイツ、春よりタブレットによる個別指導に移行…2020年までに全国展開

 高田馬場と石神井公園で開校している、小中学生対象の進学塾メイツは、情報の集約により生徒ひとりひとりに適した学習課題を提供するため、新学期よりタブレット端末を用いた個別指導に完全移行すると発表。

教育ICT モバイル
生徒がタブレットを起動し、学習アプリにログイン
  • 生徒がタブレットを起動し、学習アプリにログイン
  • 科目選択画面では、各科目の勉強時間を表示。偏りのない指導ができる
  • 科目を選択したら、次は分野、そして単元の選択となる
  • 単元を選択したら、出題数を選択し回答していく
  • 間違えた問題を優先的に出題
  • 講師も生徒にピンポイントな解説が可能
  • ログインからログアウトまでに、どの単元を何分何問できたかを保護者にメール
 高田馬場と石神井公園で開校している、小中学生対象の進学塾メイツは、情報の集約により生徒ひとりひとりに適した学習課題を提供するため、新学期よりタブレット端末を用いた個別指導に完全移行すると発表した。

 同社は、クラウド上に教育コンテンツを網羅し、タブレットに入力される生徒の解答データから生徒の学習状況を把握し、リアルタイムにフィードバックするシステムを活用。生徒の学力に応じて問題の難易度を変化させることも可能で、従来の個別指導塾と比べ、指導力の差がなくなり、子どもの進歩に合わせた公平な指導が進むという。

 今回開始するタブレットによる個別指導では、生徒ひとりひとりにアカウントを提供し、解答情報を自動で解析することで、つまずいている箇所を可視化。苦手分野を分析し、成績を伸ばすため、個別にカスタマイズした出題や指導を行う。また、保護者に対して指導終了後に自動で子どもの学習状況を伝えることもできるという。

 現在、「タブレットの活用」というと、タッチパネルなど見た目の変化に注目が集まりがちだが、メイツが主眼としているのはビッグデータの活用だ。生徒から寄せられる解答データと、それに応じた教育コンテンツの最適化が進むことで、教室に集まって一斉に授業を行う必要もなくなるという。

 メイツでは、タブレット端末を用いた進学塾を2016年から埼玉、神奈川に展開し、2020年までに全国に教室を広げる予定。また、小中高生向けの学習システムだけでなく、公務員試験などの国家試験向けの教材を増やしていくという。
《水野こずえ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top