大学生協が新設店舗や食堂を紹介、本格手打ちうどん提供の大学も

 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、2014年10月までに大学内に新設またはリニューアルされた店舗や食堂をホームページで紹介。組合員の学生の利用動向を熟知しているからこそのノウハウが生かされている。

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 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、2014年10月までに大学内に新設またはリニューアルされた店舗や食堂をホームページで紹介。組合員の学生の利用動向を熟知しているからこそのノウハウが生かされている。

 ホームページでは10校の大学の食堂や売店などの福利厚生施設を取り上げている。香川大学は、幸町キャンパス大学会館にダイニング「空海(SORAMI)」をオープン。香川県出身の僧侶・空海に因んだ店名を名づけた。「うどん県」らしく、手打ちうどんを目の前で茹でる「さぬきうどんコーナー」を新設した。ショップでは大学のオリジナルワインなど地産商品も販売している。現在、ダイニングは1日1,300人の利用があるという。

 甲南女子大学は食堂部「Clover Cafe」をリニューアル。出食形態をグラムバイキングへと変更し、好みに合わせて10グラム13.4円で提供している。1日2,300人が利用する弘前大学の食堂もリニューアルした。1グラム1円の量り売りや自動ご飯盛り器を設置、さらに1人でも気軽に食事ができる立食用のコーナーを作った。

 富山大学五福キャンパスでは老朽化した食堂を改装し、カフェテリアをダブルレーンにし、従来の2倍の速さで出食を実現させた。座席数も300席増やし、1日400~500人の利用増となり、昼時の混雑が緩和された。

 千葉大学西千葉キャンパスでは、図書館の大規模改修増築工事に伴い、生協も新店舗になった。在庫量を2割増やし、従来よりも企画スペースを増やして季節などに応じたフェアや図書館と共同開催のイベントを開催している。
《田中志実》

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