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東京都統一体力テスト、中学校男女ともに全8種目で全国平均を下回る

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体力合計点の年次推移と分布状況
  • 体力合計点の年次推移と分布状況
  • 平成25年度全国平均との比較
  • 運動習慣や意欲の状況
  • 運動実施時間の状況
  • 東京都の今後の取組
 東京都教育委員会は2月12日、都内公立学校の全児童・生徒を対象とした「平成26年度東京都統一体力テスト」の結果を分析し公表した。体力テストの実技では、全般的に全国平均を下回る結果となり、特に中学校はその傾向が顕著だった。

 「東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(東京都統一体力テスト)」は、児童・生徒の体力や運動習慣の現状を把握・分析することにより、これらの向上に係る施策の成果と課題の検証・改善を図ることを目的に、平成23年度から都が独自に実施。平成26年度は、小学校小学校1,295校、中学校623校、中等教育学校6校、高等学校230校など計92万3,501人を対象に、平成26年4月から6月に調査が行われた。

 「握力」「上体起こし」「50m走」など8種目の体力合計点(8種目合計80点満点)の年次推移をみると、統一体力テストを開始した平成23年度から男女ともに向上傾向にある。ただし、平成23年度以降校種を問わず男女ともに「握力」「ボール投げ」が低下傾向にあり、全般的に平成25年度の全国平均を下回っている項目も多い。特に中学校の男女全学年では、8種目すべて全国平均を下回った。

 中2男子を例にした都の分析によると、運動部活動等に所属せず、運動の実施時間が少ない生徒ほど総合評価が低い傾向にある。体力合計点が57点以上の最上位層は97.0%が運動部・スポーツクラブに加入しており、26点以下の最下位層では48.6%に留まっている。1日の運動・スポーツ実施時間についても、上位層ほど2時間以上と回答した割合が大きかった。また、運動を苦手と感じ、運動実施への意欲が低い生徒ほど、総合評価が低い傾向にある。

 また、都が文部科学省調査から分析した中2男子の総運動実施時間(1週間)は、東京都は771分と全国でもっとも短い。全国平均は902分、全国1位の愛媛県では1,065分にもなる。ただし、体育授業を「楽しい」と感じる生徒の総運動時間は、全国平均に近い887分。楽しいと感じる生徒ほど、総運動時間が長い傾向にある。

 東京都では今後「東京都アクティブプランto2020」として、学年・男女・種目別の体力テストの到達目標を具体的に設定する。児童・生徒用のハンドブックや、教師用のマニュアルを作成・配布などを行い、総合評価47点以上の上位層を10%増加、36点以下の下位層を10%減少させていく取組を強化していくという。
《黄金崎綾乃》

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