リセマム6周年

ライフイズテック×受験サプリ、情報科授業支援サービス発表

教育ICT その他

「TECH for TEACHERS」について説明する、ライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏
  • 「TECH for TEACHERS」について説明する、ライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏
  • ライフイズテックのプログラミングキャンプ参加者数
  • 「TECH for TEACHERS」プログラム、4つの構成要素
  • WEBデザインコースの映像教材の一部
  • リクルートマーケティングパートナーズ執行役員の山口文洋氏
  • オンライン予備校「受験サプリ」についての説明画面
  • 累計会員数150万人の「受験サプリ」
  • 広尾学園中学校・高等学校教務開発統括部長の金子暁氏
 ライフイズテックは2月23日、情報科教諭専用の授業支援プログラム「TECH for TEACHERS」の記者説明会を行った。中高生向けのプログラミングキャンプやスクール事業を手がけるライフイズテックが、リクルートマーケティングパートナーズと協業し取り組む新しい試みで、3月14日に開始される。

 全国の中学校、高校の情報化の授業をサポートする「TECH for TEACHERS」プログラムは、リクルートマーケティングパートナーズとの共同によってライフイズテックが提供するサービス。ライフイズテックはこれまで、中学生や高校生の「創造する力」「つくる技術」の習得を目指すとともに、地域格差や経済格差による教育格差の是正をミッションとして掲げ、活動してきた。

 記者説明会ではまず初めに、ライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏が登壇し、中学校・高校の情報科教諭専用授業支援プログラム「TECH for TEACHERS」について説明した。水野氏によると、ライフイズテックは中高生にプログラミングを教えるITキャンプを実施しており、同キャンプにはこれまでに8,000人以上の中高生が参加した実績があるという。

 このたび開始される新プログラム「TECH for TEACHERS」は、全国の中学校、高校の教諭を対象にした授業支援プログラム。内容は、5分ほどの映像を中心に構成され、全10回。「映像教材」のほか、情報科の教諭をサポートするために「生徒用プリント」「授業スライド」「授業指導案」も用意されている。これらのプログラム教材については、ICT教育にも力を入れている中高一貫校、品川女子学院におけるICT授業からのフィードバックも反映されているそうだ。

 水野氏は、今回の新プログラムを説明する際に、ICT教育に対する自らの気持ちを述べた。慶應義塾大学大学院時代に開成高校で物理を教えていたことや、福島県に住んでいる甥から話を聞き、子どもたちの可能性を広げるにはICT教育が欠かせないとあらためて感じていることなどの話からは、このプログラムに込めた思いが伺えた。

 水野氏は語る。「私も先生をしていたことがあるのでわかりますが、真面目で熱意のある先生が多いものの、日本の学校の先生は、授業に部活に会議に研修など本当に多忙です。そこで、情報化の授業をはじめ、ICT教育のお手伝いができればと考えました。」

 プログラムの映像教材は、ライフイズテックとリクルートマーケティングパートナーズによる協業で制作され、リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン予備校「受験サプリ」のコンテンツとしても無料提供される。そのため、映像教材については、中学校や高校で情報科を受け持つ教諭に限らず、IT教材に興味のある人であれば誰でも利用できるという。

 水野氏の「受験サプリ」の説明を受け、リクルートマーケティングパートナーズ執行役員の山口文洋氏は同アプリの詳細を紹介した。

 山口氏は2011年に、リクルート社内の新規事業コンテスト「New-RING」においてグランプリを受賞し、「受験サプリ」をリリース。「受験サプリ」は、スマホやパソコンで無料講義が受けられるオンライン予備校として全国で利用され、2011年11月のサービス開始以来、累計会員数はおよそ150万人を数える。また、2014年度の受験生のべ30万人が活用し、数万人の有料会員をもつ。

 すでに、同プログラムの導入を決定した学校も存在する。導入を決定している広尾学園中学校・高等学校の教務開発統括部長、金子暁氏は、教育ICTの重要性と生徒の学ぶ環境についてコメントした。

 金子氏によると、これまでの授業は主に「先生が一方的に生徒に教える、といった一方向の授業であった」が、今後、そのようすは変化すると予想。また、生徒にとっても「学ぶ義務」から「学ぶ権利」へと意識の変化があり、学校の役割として「環境と機会を提供すること」が求められる、と説いた。具体的には、「受験勉強においても、校内講習、校内補修をはじめ、塾や予備校、さらにはパソコン、タブレット、スマホを用いた学習など、生徒自身が選択できる環境を整える必要も出てくるでしょう」と指摘した。

 同学園では、2011年度から第2期学校改革(高度教育改革)に積極的に取り組んでおり、このたび「TECH for TEACHERS」プログラムの導入を決定。2015年度には全校生徒1,600名のうち、1,200名がパソコンやタブレットなどを用いて授業を行うことになる。

 「TECH for TEACHERS」授業支援プログラムの事前登録の受付は、公開されたばかりの特設サイトを通じて行われる。中学校、高校の教諭は、登録するだけで「iPhoneアプリ開発コース」「WEBデザインコース」の全カリキュラムを無料で利用可能。詳細は特設サイトで確認できる。
《大倉恭弘》

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