長野県が学校給食で「減塩パン」の提供を開始

 長野県は、学校給食で塩分を減らしたパンの提供を4月から開始する。健康づくりの県民運動「信州ACE(エース)プロジェクト」の取組みの一環で、県内の508校の小中学校や特別支援学校で行われる。

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長野県 学校給食用「減塩パン」の提供が始まります
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  • 信州ACE(エース)プロジェクト
  • 食塩摂取量が目標を上回る
 長野県は、学校給食で塩分を減らしたパンの提供を4月から開始する。健康づくりの県民運動「信州ACE(エース)プロジェクト」の取組みの一環で、県内の508校の小中学校や特別支援学校で行われる。

 県の調査で、1日の食塩摂取量の平均は県の目標量の9gを上回っていることから、「信州ACE(エース)プロジェクト」では「減塩」を重点項目としている。そのため、長野県学校給食会は、長野県パン商工組合、長野県学校保健会栄養教諭・学校栄養職員部会、県教育委員会と検討。学校給食用のパンの塩分を減らした「減塩パン」を提供することになった。

 「減塩パン」は、小麦粉100gに対し、現行では食塩2.0gだったが、0.2g減らして1.8gとする。パン1食あたりの小麦粉使用量は、小学生が約50~70g、中学生が約80gで、今回の取組みでパン給食の場合は0.1~0.16gの減塩になる。国の基準で、学校給食の1食分の塩分量は1人3g未満(12~14歳の場合)と定められている。

 パンは長野県学校給食会が委託したパン業者が製造。4月からは県内の公立小中学校、特別支援学校の約9割にあたる508校で提供される。
《田中志実》

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