国立天文台、出張授業の実施校を募集…天文学者が学校に

 国立天文台では、天文学者による出張授業「ふれあい天文学」の、2015年度実施校を募集している。対象は、全国の小学校(4年生以上)と中学校。2015年10月~2016年2月に、天文にかかわる授業と質疑を45分~70分程度行う。応募締切りは、5月29日。

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授業の様子(昨年度)
  • 授業の様子(昨年度)
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 国立天文台は、天文学者による出張授業「ふれあい天文学」の、2015年度実施校を募集している。対象は、全国の小学校(4年生以上)と中学校。2015年10月から2016年2月までに、天文にかかわる授業と質疑を45分から70分程度行う。応募締切りは5月29日。

 国立天文台では、「子どもたちと天文学者が直接ふれあう機会があったら、いろいろと楽しいことが起こるのではないか」という発想から、2010年度より天文学者による出張授業「ふれあい天文学」を実施している。これまで5年間で25,621名の生徒・児童が授業を受けているという。

 昨年度、国立天文台TMT推進室の鈴木竜二助教による「宇宙人の見つけ方」と題した授業では、三鷹市第一小学校の6年生が、宇宙人が住むかも知れない惑星がこれまでに2,000個近く見つかっているという講義や、その惑星を見つける方法をさまざまな道具を使って体験した。

 また、三鷹市第五小学校では4年生が、国立天文台ハワイ観測所の林左絵子准教授による「すばる望遠鏡(ハワイ)で見た宇宙の姿と職場としてのすばる望遠鏡」の授業を受けた。なぜハワイ島にすばる望遠鏡を作ったのか、一緒に働いているのはどんな人たちかという話を聞いたり、宇宙のいろいろなところを「探検」するために、出かけなくても望遠鏡を使って調べられることがどのくらいあるのか、ということを考えたりした。

 授業では質問がたくさん飛び交い、授業を機会に星を見てみたいと言う子どもや、大きくなったら天文学者になりたいと夢を語る子どもなどの姿が見られ、講師である天文学者にも元気を与えているのだという。今後も、多くの学校で開催し発展していくことを望んでいるという。

 対象は全国の小学校(4年生以上)と中学校。2015年10月から2016年2月までの間に、45分から70分程度の授業と質疑を行う。実施校募集は、5月29日までで、応募は郵送、FAX、メールで受け付ける。

◆2015年度「ふれあい天文学」実施校募集
実施期間:2015年10月~2016年2月下旬(予定)
募集対象:全国の小学校(4年生以上)、中学校
募集数:約50校
実施校の発表:7月下旬(予定)、メールにて各校に通知
応募方法:応募用紙をWebページからダウンロードし、必要事項を記入のうえ、郵送、FAX、メールで応募する
応募締切り:【郵送】2015年5月29日(当日消印有効)、【FAX・メール】2015年5月29日(当日必着)
※応募が多い場合、日程・地域などを考慮して選ばれる
※学校側が負担する謝礼金や交通費などはない
※希望日時については相談可

《外岡紘代》

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