平成27年度教員資格認定試験、合格判定基準公開

 文部科学省は、平成27年度教員資格認定試験の合格判定基準を公開。小学校教員の1次試験は既に実施済みで、小学校教員は教職に関する科目(I)は満点の6割以上、同(II)は選択した6教科の満点合計の6割以上を合格するとしている。

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 文部科学省は、平成27年度教員資格認定試験の合格判定基準を公開。小学校教員の1次試験は9月5日および6日、特別支援学校教員は8月9日に実施され、小学校教員は教職に関する科目(I)は満点の6割以上、同(II)は選択した6教科の満点合計の6割以上を合格にするとしている。

 文部科学省は、広く一般社会人から学校教育へ招致するにふさわしい人材を求めるため、教員資格認定試験に合格すると教諭の普通免許状が与えられる道を開いている。

 小学校教員資格認定試験では、受験者の学力などが大学または短期大学などで小学校教諭の二種免許状を取得した者と同等の水準に達しているか判定する。第1次試験は9月5日および6日に実施済み。教職に関する科目(I)は、満点の6割以上を合格とする。教職に関する科目(II) では、選択した6教科の満点合計の6割以上を合格とする。2次試験は10月17日、18日に、教科に関する科目、教職に関する科目(III)、口述試験が実施される。

 特別支援学校教員資格認定試験は、自立活動(視覚障害教育)および自立活動(言語障害教育)の2種目について実施するもの。第1次試験は8月9日に行われ、教職に関する科目は満点の6割以上を合格とする。 自立活動に関する科目(I)は満点の6割以上を合格とする。第2次試験は10月4日に自立活動に関する科目(II)、自立活動に関する科目(III)、口述試験が行われる。

 幼稚園教員資格認定試験は、幼稚園と保育所の連携を一層促進するため、保育士として一定の在職経験を有する者が幼稚園教諭免許状を取得する方策として実施。第1次試験は9月6日に実施され、教職に関する科目(I)は満点の6割以上を合格とする。教職に関する科目(II)は満点の6割以上を合格とする。2次試験は10月18日に実施される。

 ただし、特別支援学校教員と幼稚園教員の資格認定試験では、試験科目などの一部免除申請で免除が認められた科目は、合格したものとして取り扱う。
《田中志実》

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