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開成150周年「新校舎」完成予想動画公開、OBの想いとは?

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開成の特設サイト「開成の未来を創る」
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 多くの中学受験生の憧れであり、東大合格者数日本一でも知られる開成中学校・高等学校は、2021年の創立150周年に向け11月、特設サイト「開成の未来を創る」をオープンした。

 このサイトでは、150周年記念事業の一環として建設する新校舎の完成予想動画を公開しており、卒業生を中心に話題となっている。教室、体育館、講堂、学生ホール(食堂)、さらに上空からの外観などが、桜の花びら舞い散る美しい風景とともに紹介されている。

 来年度(2016年度)には第2グラウンド整備工事(人工芝化)が行われ、2021年には新校舎での授業が開始される予定だ。来年、中学に入学する生徒が高3になるとき150周年を迎え、新校舎での授業が開始されるというわけだ。なお、竣工予定は2025年とされている。

 卒業生らは、新校舎の完成予想動画をどのような気持ちで見ているのか。1970年代卒業の、在校生の父親世代のOBに話を聞いた。

◆「開成の未来を創る」ー新校舎完成予想動画ー


 1979年卒業の元永徹司さんが高校3年間を過ごしたのは、今の高校校舎の一つ前の、関東大震災後に建設された時計台のある建物だ。「壁はどっしりと厚く、柱も太く、戦時中屋上に高射砲を設置してもびくともしなかったという逸話があります。実際、焼夷弾が命中した痕も残っていました。」という。また「面白い造りの校舎で、階段教室の下には銃器庫という倉庫があり、その壁には軍事教練用の木銃の銃架が残っていました。同級生のほとんどが知らなかったと思いますが、実は地下室もあったんです。」と、貴重な話を聞かせてくれた。

 堀江重郎さんは「開放的で伸び伸び文武両道に励めそうです。」と、新校舎の完成に期待を膨らませる。加藤学さんは「とても素敵な校舎。でも昔の蛮カラなイメージは完全になくなっちゃうな。少し寂しい。」と、楽しみな反面、寂しさも感じている。「東京駅前のKITTEのように、今の校舎の一部でも記念に残せればいいなと思いました。」といった意見もあった。

 また「どんどん遠くなっていく感じが、なんとも寂しいですね。昔の校舎内再現動画を作って欲しい。知る人がいるうちに。」と語るのは大関暁夫さん。「男子校特有の乱雑で男臭い教室や部室が懐かしい思い出でした。現在的で冷暖房完備の校舎に諸先輩や後輩たちは愛着を持てるのだろうか。残っているのは狭いグランドだけでしょうか。」とは硬式野球部で主将を務めた小林秀夫さん。卒業生にはやはり、思い出深い校舎との別れを惜しむ気持ちがあるのだろう。

 特設サイトではこのほかにも、1871年(明治4年)に神田淡路町に創立した校舎から、現在までのようすを写真で振り返る「150年の記憶」も見ることができる。
《田村麻里子》

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