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【中学受験2016】思考力・PISAなど適性検査型入試、首都圏の86校が実施

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首都圏模試センター
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  • 2016年首都圏中学入試での「適性検査(思考力・PISA・総合)型入試」実施校(一部)
 首都圏模試センターは12月24日、2016年首都圏中学入試で「適性検査型入試」を実施する86校をホームページに掲載。首都圏模試センターの「受験情報ブログ」において、実施校を紹介するとともに、2016年入試における「適性検査(思考力・PISA)型入試」を分析している。

 「受験情報ブログ」によると、首都圏には計22校(東京11校、神奈川4校、千葉2校、埼玉2校、茨城3校)の公立中高一貫校があるという。来春2016年には千葉の県立東葛飾高校に、2017年には神奈川県の横浜市立サイエンスフロンティア高校に付属中学校が開校する。これらの公立中高一貫校には約1万8,000名から2万名の志願者が集中するが、22校あわせても合格者は3,000名に満たない。そのため、1万4,000人以上が不合格になるという厳しい現実が存在する。

 こうした公立中高一貫校の志願者にとっての「適性検査対策」や「力試し」になるのと同時に、私立中高一貫校の魅力を伝え、私学からも受入れの門戸を開くために導入されてきたのが、私学の「適性検査型入試」だとしている。「思考力型」「PISA型」「総合型」など、各私学の入試コンセプトに合ったさまざまな名称の入試があるが、この「適性検査型入試」を実施する私立中学校は増加傾向にある。首都圏模試センターの一覧表によると、2016年入試では、男子校8校、女子校35校、共学校43校の合計86校が実施。数え方にもよるが、2015年入試の53校から33校増加しているという。

 品川女子学院中等部では、第3回入試で4科目・表現力総合型入試を実施。4科目総合の試験Iと読解・論述の試験IIが行われ、私立型・公立型、どちらのタイプの受験勉強をしてきた小学生でも受験が可能な試験だとしている。入試のサンプル問題が品川女子学院のホームページに公開されている。

 芝浦工業大学柏中学校の第3回試験では、4教科学力試験から、人文社会系と理数系の簡易な適性検査型の課題作文(字数300~400字程度)と面接に変更。合否の判定は課題作文を中心に行う。

 首都圏模試センターでは、「知識の運用力」と「思考力・応用力・表現力」が求められる「適性検査型入試」の出題コンセプトは、「2020年大学入試改革」で求められている学力観と一致するとしている。大学入試と日本の教育が変わろうとする大きな節目に、多様な入試形態が生まれてきたのが、2016年入試の大きな特徴のようだ。

 2016年首都圏中学入試での「適性検査型入試」実施校の一覧(PDF形式)は、首都圏模試センターWebサイトで閲覧できる。掲載されている86校は、ほかの私立中学校との併願が可能な学校となっている。なお、実際の受験にあたっては、各学校へ確認すること。
《黄金崎綾乃》

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