生活保護、過去最多の163万世帯…厚労省調査

 平成27年10月に生活保護を受給した世帯は、過去最多となる163万2,321世帯にのぼることが1月6日、厚生労働省が公表した被保護者調査の結果からわかった。受給者数は、前月より2,435人増の216万6,019人であった。

生活・健康 保護者
 平成27年10月に生活保護を受給した世帯は、過去最多となる163万2,321世帯にのぼることが1月6日、厚生労働省が公表した被保護者調査の結果からわかった。受給者数は、前月より2,435人増の216万6,019人であった。

 被保護者調査は、平成27年10月分の概数を取りまとめたもの。生活保護法に基づく保護を受けている世帯および保護を受けていた世帯の受給状況を把握し、生活保護制度や厚生労働行政の企画運営に必要な基礎資料を得ることを目的に毎月実施されている。

 保護を受けた世帯数(保護停止中の世帯を含む)は、前月より2,723世帯多い163万2,321世帯。前年同月と比較しても1万7,081世帯増えている。月によって変動はあるものの、右肩あがりで増え続けており、2か月連続で過去最多を更新した。

 保護を受けた世帯を類型別にみると、「高齢者世帯」が80万2,492人と49.4%を占めた。そのほかは、「傷病者・障害者世帯」27.3%、「その他の世帯」16.8%、「母子世帯」6.5%であった。

 受給者数は、前月比2,435人増の216万6,019人。前年同月と比べると、2,374人の減少となった。
《奥山直美》

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