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新成人の7割は政治不信で就職不安…安定の「公務員」人気

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 マクロミルは、2016年に成人式を迎える全国の新成人を対象に「2016年 新成人に関する調査」を実施。新成人の7割以上が「日本の政治に期待できない」「就職に不安」と回答した。就きたい職業では「公務員」が1位に。根強い安定志向が見られる結果となった。

 2016年 新成人に関する調査は、成人式参加対象の平成7~8年生まれの男女各250人、計500人を対象に、2015年12月11日から12日までインターネット調査にて行ったもの。調査は2008年から毎年行われており、今回で9回目となる。

 「日本の未来」についての問いに、「明るいと思う」と回答したのは3.2%、「どちらかといえば、明るいと思う」は29.8%で合わせて33.0%となり、3年連続で減少となった。また、「日本の政治」に関しては、77.2%が「期待できない」と回答。前年より4.2%回復したものの、安保法案による「戦争への不安」や「税金の無駄使い」「今後を担う若手議員がいない、当選しない」との理由からいまだ多くの若者の政治不信が見られた。

 一方、「自分たちの世代が日本を変えていきたいか」を尋ねたところ、64.6%が「そう思う」と回答。具体的には「東京オリンピックに向け、グローバル化を推進させたい」「世界と戦えている日本の技術力をさらに発展させたい」「性差や障がい者を理解した社会をつくりたい」「社会保障を充実させたい」「経済格差を無くしたい」などの意見が多くあがった。

 また、2015年に話題となった「選挙権の18歳引き下げ」「飲酒・喫煙の18歳引き下げ」についても質問。「18歳選挙権」については「賛成」38.6%、「反対」27.8%、「わからない」33.6%と、まさに3分する結果に。「若者の政治関心が高まる」「若者の意見が必要」との意見があがる中、「正しい判断ができなさそう」「18歳で理解できるか疑問」との声もあがった。「飲酒・喫煙」に関しては61.0%が「反対」と回答。健康問題や非行、学業への支障などの懸念の声が多くあがった。

 就きたい職業は3年連続で「公務員」が1位に。ついで「会社員(技術系)」「会社員(事務系)」という結果に。安定志向の高さは伺えるものの公務員の人気は低下傾向にあり、一方で「わからない」が4人に1人と増加傾向にある。就きたい職業がある人のうち、75.8%は「就職不安がある」と回答。「不安」傾向は年々減少傾向にあるものの、いまだ過半数を越える結果となっている。
《畑山望》

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