女子学生優勢、エリアは九州が苦戦…H28年卒の大卒就職内定率

 厚生労働省は文部科学省と共同で、平成28年3月に大学を卒業する学生の就職状況を調査した。平成27年12月1日現在で、大卒予定者の就職内定率は80.4%で前年同期より0.1ポイント増加した。短期大学(女子のみ)は前年同期より7.1ポイント増の68.0%だった。

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 厚生労働省は文部科学省と共同で、平成28年3月に大学を卒業する学生の就職状況を調査した。平成27年12月1日現在で、大学卒業予定者の就職内定率は80.4%で前年同期より0.1ポイント増加した。短期大学(女子のみ)は前年同期より7.1ポイント増の68.0%だった。

 調査は、全国の大学等から抽出した国公立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校の計112校、6,250人が対象。年に4回実施し、翌月に状況を発表している。

 就職内定率は大学で80.4%、短期大学で68.0%(女子のみ)。高等専門学校(男子のみ)は前年同期より0.5ポイント減の96.4%、専修学校(専門課程)は前年同期より1.7ポイント増の65.8%だった。

 男女別では、男子大学生の就職内定率は79.0%、女子大学生は82.0%。大学別でみると国公立大学の男子大学生は80.6%、女子大学生は87.8%。私立大学の男子大学生は78.5%、女子大学生は80.0%と、いずれも女子大学生のほうが就職内定率は高くなっている。

 また、文系の就職内定率は前年同期より0.3ポイント増の79.7%、理系は0.8ポイント減の83.4%。地域別では関東地区がもっとも高く86.8%、もっとも低かったのは九州地区70.3%だった。
《田中志実》

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