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むし歯よりも目に注意? 小学生の視力、裸眼1.0以下が過去最高

生活・健康 保護者

 文部科学省は1月22日、平成27年度の学校保健統計調査(速報値)を公表した。高校でむし歯とアトピー性皮膚炎が過去最低となった一方で、裸眼視力1.0未満の割合はいずれの学校段階でも前年度より増加。小学校では過去最低の30.97%となった。

 学校保健統計調査は、学校における幼児、児童および生徒の発育や健康状態を明らかにすることを目的として、昭和23年度より毎年実施している。調査の対象は、国公私立の幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校、高等学校の満5歳から17歳までの児童等の一部。調査期間は平成27年4月1日から6月30日まで、発育状態(身長、体重、座高)は全幼児、児童、生徒の5.0%にあたる695,600人、健康状態(疾病・異常の有無)は24.2%にあたる335万1,047人を抽出調査した。

 身長の平均値は、平成6年度から平成13年度あたりにピークを迎え、その後は横ばい傾向。平成27年度は、小学6年生男子で145.2cm、女子で146.7cm、高校3年生男子で170.7cm、女子で157.9cmとなった。体重の平均値では、平成10年度から平成18年度あたりをピークに減少傾向となっている。小学校6年生男子で38.2kg、女子で38.8kg、高校3年生男子で62.5kg、女子で53.0kgだった。

 肥満傾向児の出現率は年齢層によりばらつきはあるが、平成18年度以降減少傾向。男女別の出現率をみると、女子よりも男子の方が肥満傾向児が多い傾向にある。男子でもっとも多い高校1年生で11.34%に対して、女子は同年齢の高校1年生で7.82%、もっとも多い中学1年生でも8.36%にとどまっている。都道府県別では東北地方の出現率が相対的に高く、小学6年生男子(平均値9.87%)で13%以上となっているのは、北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県、栃木県だった。

 おもな疾病・異常などでは、近年大きな変化はないものの、むし歯(う歯)については改善傾向が続いている。特に高校では、むし歯が過去最低の52.49%となり、アトピー性皮膚炎も過去最低の2.05%となった。またいずれの学校段階でも、口腔咽喉頭疾患・異常が過去最低となっている。一方で、裸眼視力1.0未満の割合はいずれの学校段階でも前年度より増加し、小学校では過去最高の30.97%にのぼった。

 なお、今回公表されたのは速報をとりまとめたもので、確定値の公表は平成28年3月を予定している。
《黄金崎綾乃》

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