社長の出身大学ランキング発表…Top20は私大独占、海外大増も

 帝国データバンクは、「2016年全国社長分析」を公表した。社長の出身大学のトップ10は前年度と同様で1位は日本大学、2位は慶應義塾大学だった。また、外国の大学出身の社長が前年度より200人以上増えていることがわかった。

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 帝国データバンクは、「2016年全国社長分析」を公表した。社長の出身大学のトップ10は前年度と同様で1位は日本大学、2位は慶應義塾大学だった。また、外国の大学出身の社長が前年度より200人以上増えていることがわかった。

 2015年12月末時点の約146万社を収録した企業概要ファイル「COSMOS2」から「株式会社」「有限会社」の114万9,108社のデータを抽出。社長の年齢と2015年の1年間の社長の交代状況について分析した。

 社長の平均年齢は過去最高の59.2歳で、3年連続で前年を上回っている。業種細分類別に社長の平均年齢をみると、もっとも高いのは「貸事務所業」で65.07歳。一方で携帯電話ショップなどの「通信付帯サービス」やIT関連業種の平均年齢は低くなっており、「通信付帯サービス」の社長の平均年齢は47.38歳だった。

 社長の出身大学上位50位では、トップ10は前年と同様の結果だった。1位は日本大学で22,196人、2位は慶應義塾大学で11,440人、3位は早稲田大学で10,826人。上位20位はすべて私立大学(11位は外国の大学)で、国公立大学では21位に東京大学がランクインし2,575人となっている。

 上位10位では、首都圏の大学以外で7位に近畿大学6,262人、9位に同志社大学5,555人、10位に関西大学4,365人がランクイン。また、前年度から241人増えて、14位から11位と上位に食い込んできたのは外国の大学出身で4,094人だった。

 社長の出身地と社長の輩出率をみると、1位は福井県、2位は山梨県、3位は富山県。東京都は38位、大阪府は42位で、もっとも少なかったのは埼玉県だった。
《田中志実》

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