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「いじめ」に関心69.0%、大学生保護者は教育費負担削減を重視

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教育に関するニュース・関心 (参考:文部科学省「教育・生涯学習に関する世論調査」補足説明資料 平成28年2月)
  • 教育に関するニュース・関心 (参考:文部科学省「教育・生涯学習に関する世論調査」補足説明資料 平成28年2月)
  • グローバル人材の育成 (参考:文部科学省「教育・生涯学習に関する世論調査」補足説明資料 平成28年2月)
  • 調査の概要
 内閣府政府広報室は2月15日、平成27年12月10日から20日にかけて行った「教育・生涯学習に関する世論調査」の結果を公表した。未就学児から高校生の子どもを持つ保護者は「いじめ」「学力向上」に関する関心が高く、大学生の子どもを持つ保護者は教育費負担を軽減するための支援策に興味を示している。

 「教育・生涯学習に関する世論調査」は、教育・生涯学習に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とするために行われる世論調査。平成27年度の調査は全国20歳以上の日本国籍を有する3,000人を対象に調査員による個別面接聴取法で実施し、1,653人の有効回答数を得た。調査期間は12月10日から20日。

 調査結果の概要は「教育への関心について」「学校と地域との連携・協働について」「グローバル人材の育成について」「社会人の学び直しについて」「生涯学習の現状と振興方策について」の5つに区分される。

◆高校生までの保護者はいじめ問題と学力向上に注視、成長後は教育費に関心

 このうち、「教育に関するニュース・話題への関心」を調査で就学前から高校の教育で関心のあるテーマについて聞くと、いじめや暴力行為などへの対応や、不登校の児童生徒への支援が69.0%でもっとも多かった。ついで、道徳教育など豊かな心の育成が54.7%、学力の向上が52.4%、家庭での教育やしつけが51.3%の順に並んだ。

 子どもの年齢別に回答を見ると、乳幼児の子どもがいる者は「いじめなどの対応や不登校の児童生徒への支援」75.9%「学力の向上」58.6%「豊かな心の育成」53.1%、小・中学生の子どもがいる者は「学力の向上」がそれぞれ71.5%、73.8%「いじめなどの対応や不登校の児童生徒への支援」69.9%、68.9%、「豊かな心の育成」52.2%、47.6%、高校生の子どもがいる者は「いじめなどの対応や不登校の児童生徒への支援」68.4%「学力の向上」62.2%「豊かな心の育成」53.1%の順で関心が高く、高校生までの子どもを持つ者の多くは「いじめ」と「学力向上」に関心が高いことがわかった。

 大学や大学院、専門学校の教育・研究において関心のあるテーマを聞くと、大学生の子どもがいる者の53.8%は「家計の教育費負担を軽減するための支援策」と回答し、もっとも高い関心度が示された。

◆50代以上の9割は若者の海外留学に積極的

 グローバル人材を育成するために必要な能力や取組みについて問うと、「未来を担う子どもや若者に海外留学をさせたほうが良いと思う」と答えた回答者は全体の8割を超えた。特に50~59歳のうち90.9%は同様の回答を示しており、子どもや若者に海外留学をさせることについての意識が高いことがわかった。

 グローバル人材を育成していくための取組みには、20~70歳以上のどの年代とも大半を超える割合で「小・中・高等学校を通じた英語教育の強化」が必要であると答えている。また、30代~50代では、「国際社会の動向などについての幅広い教養」「異文化理解の精神」「日本人のアイデンティティや文化に対する理解」が必要であると答えた者の割合が比較的高い傾向も見られた。

 「教育・生涯学習に関する世論調査」はこのほか、地域にある学校を支援する活動に参加したいか否かや、大学や専門学校などでの「学び直し」に対する関心、生涯学習経験の有無などを調査している。調査結果は、内閣府大臣官房政府広報室Webサイトの「世論調査」で公開されている。
《佐藤亜希》

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