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読書量の多い子は将来展望が明確、学研・講談社調査

生活・健康 小学生

 本を多く読む子どもほど、将来就きたい職業や将来展望を明確に持っていることが、学研ホールディングスと講談社の調査より明らかになった。また、習い事の数が多い子どもほど、読書量が多い傾向にあるという。

 子どもが将来どのような職業に就きたいかを聞いた結果と読書量との関係を見ると、読書量が「0冊」のグループのうち就きたい職業名を具体的に回答した子どもは52.31%だったのに対し、「1~2冊」のグループでは57.52%、「3~5冊」のグループでは65.59%、「6冊以上」のグループでは75.69%と、読書量が多いほど、将来就きたい職業を意識しているという傾向が見られた。

 「覚えている本のタイトル」を最大5つまで自由記述方式で回答する質問では、「0冊」~「6冊以上」のいずれのグループでも、就きたい職業を具体的に回答した子どものほうが、就きたい職業に「わからない」と回答した子どもよりも、より多くの本のタイトルを覚えている傾向にあったという。「読んだ本のタイトルと覚えている」ことを「より記憶に残るような読み方をしている(読書の質の指標)」と考えると、将来就きたい職業に対する意識は読書の質とも関係があると考えることができると分析している。

 また、習い事の数と読書量との関係を見ると、読書量がもっとも多かったのは、習い事を「3つ以上」しているグループの平均4.43冊。習い事が「2つ」のグループでは平均4.22冊、「1つ」では平均2.83冊、「習い事をしていない」では平均2.35冊と、習い事の数が多いグループほど、読書量が多い子どもの割合が高かった。習い事が多く忙しいであろう子どもほど、読書量が多いことになる。

 読書実態に関する調査は、小学4年生~中学3年生に対して保護者付添いのもとでインターネットにより実施。各学年男女100名ずつ、計1,200名から回答を得た。調査期間は、2015年3月13日~15日。2015年7月には調査の第1報として「親子のコミュニケーションと読書」に関する調査結果を公表している。学研と講談社では、2016年3月を目途に、インターネットで調査結果の全容を公開する予定だという。
《外岡紘代》

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