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嘉悦学園、前理事長が身内へ8,583万円の不正支出

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 嘉悦学園は3月7日、前理事長をめぐる不適正支出問題について、調査結果と責任の所在や再発防止策を公表した。前理事長の給与や特別顧問への報酬支払いなど、明らかに不正な支出が多数確認され、不適正支出金額は合計8,583万2,613円にのぼる。

 前理事長の嘉悦克氏は、嘉悦学園を発展させた功績があったが、公私混同・学園の私物化といえるような身内への利益誘導となる報酬設定や顧問人事などがあり、学園の資金収支の赤字が常態化していた。今回の不適正支出問題について文部科学省からの指導もあり、第三者委員会に調査を依頼し、最終報告書を受け取った。

 調査の結果、前理事長の給与や賞与、入試手当、特別顧問への不当な報酬の支払いなど、明らかに不正な支出が多数確認された。また、前理事長の渉外費、福利厚生費、旅費交通費について、一定金額の私的流用が推定され、前理事長の子である前常務理事の嘉悦康太氏の法人カードの使用についても、支出行為そのものにガバナンスの重大な欠如があった。不適正支出金額は合計8,583万2,613円にのぼる。

 不適正支出問題の責任の所在について、平成27年12月18日付で嘉悦克氏は理事長職を解任、嘉悦康太氏は法人事務局長の職を解任し常務理事を辞任。また、学長と校長を除く全理事が辞任、学内理事5名が譴責、監事1名が辞任、監査法人は契約終了、法人事務局総務部長は減給となった。

 再発防止策について、創業家が経営や法人運営から離れることや法人事務局(長)の権限・予算規模を縮小することなどのガバナンス・コンプライアンスの強化を図ることにより、透明性の高い経営を目指すとしている。
《工藤めぐみ》

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