学研の幼児ドリル「頭脳開発シリーズ」世界市場に向け販売開始

 学研プラスは3月22日、累計発行部数4,000万部を超える学研の人気幼児ドリル「頭脳開発シリーズ」を、世界市場に向けた英語版幼児ワークブックとして販売開始すると発表した。幼児・児童数が増加傾向にある北米市場から販売を開始する。

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ニューヨークでの体験会のようす
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  • 英語版「GakkenWorkbooks Go Go Series」
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 学研プラスは3月22日、累計発行部数4,000万部を超える学研の人気幼児ドリル「頭脳開発シリーズ」を、世界市場に向けた英語版幼児ワークブックとして販売開始すると発表した。幼児・児童数が増加傾向にある北米市場から販売を開始する。

 「頭脳開発シリーズ」は、「楽しく遊びながら思考力を伸ばすワーク」として1982年に創刊された幼児ドリル。監修は「頭の体操」シリーズの著者として知られる千葉大名誉教授で心理学者の多湖輝教授が担当。飽きさせずに集中力を持続させる仕掛けや達成感を得られる仕掛けを随所に盛り込んでおり、既刊タイトル数は約80種、累計発行部数4,000万部を超える、30年以上国内で親しまれるロングセラーだ。

 「頭脳開発シリーズ」はすでに中国、韓国、ロシア、タイなど世界9か国で発売されており、累計販売部数は300万部を達成している。既刊の海外版は現地の出版社の名前で発行してきたが、今回新たな試みとして、現地の出版社ではなく「Gakken」の名前で発行し、制作から販売、宣伝まで自社で行う。

 ニューヨークで行われた発売前の体験イベントでは「カラフルなデザインで親しみやすい」「イラストレーションがキュート」「これまでの中で一番熱中していた」「自分の知らない子どものアビリティを発見した」と、現地でも高い評価も得たという。中でも「キンダーガーデンの準備にぜひ活用したい」という声が多かったことから、入学前の児童をメインターゲットに据える。

 英語版の足がかりとなる北米市場では、現地の販売ルートを保有する日販アイ・ピー・エスと提携し、大手書店チェーンやAmazonなどのネット書店、量販店や専門店で販売する。学研では、北米を足がかりに今後ヨーロッパ、アジアなどの地域にも販路を拡大し、世界で20億人とも言われる英語市場に向けてさらなるシリーズ展開を進めていきたいとしている。

◆英語版「GakkenWorkbooks Go Go Series」
発売日:5月1日(日)
販売価格:7.95USドル
初回発行タイトル数:「Drawing」「Tracing」「Maze」など、8タイトル
対象年齢:2~6歳
言語:英語
《畑山望》

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