月額5千、返還不要…横浜市が高等学校奨学生を約480人募集

 横浜市教育委員会は、平成28年度横浜市高等学校奨学生を募集している。保護者が横浜市内に在住している高校生が対象で、ほかに学業成績、家計の収入状況などの資格条件がある。支給額は月額5,000円。募集人数は480人程度。

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 横浜市教育委員会は、平成28年度横浜市高等学校奨学生を募集している。保護者が横浜市内に在住している高校生が対象で、ほかに学業成績、家計の収入状況などの資格条件がある。支給額は月額5,000円。募集人数は480人程度。

 横浜市高等学校奨学金制度は、高校に在学し経済的理由のため修学が困難な人に奨学金を支給する制度。返還は不要で、他の奨学金との併給はできないが併願は可能。ただし「神奈川県高校生等奨学給付金」は、本制度が併給不可とする奨学金には相当しない。

 応募資格は、保護者が横浜市内在住で、高等学校(高等専門学校、高等専修学校、各種学校等は対象外)に在学する品行方正な生徒。学校は市内・市外、公立・私立を問わない。また、学業成績において前年度(新3年生以上は前年および前々年)の全履修教科・科目の評定平均値が5段階評価の4.00以上であること、家計の収入状況が年間800万円以下程度(目安)であることが条件となっている。

 支給額は月額5,000円で、支給期間は採用後卒業(正規の修業年限)まで。支給方法は、高等学校長を通じて7月・8月・12月の年3回に分けて支給される。

 募集人数は480人程度で、応募多数の場合は生計状況を優先し、生計状況が同程度の場合は学業成績上位の生徒から採用する。前年以前に本奨学生として採用されている場合は新たに申請する必要はないが、修業状況によっては継続できない場合もある。

 申請方法は、在学する高等学校に書類一式を提出し、学校が申請者の書類をまとめて横浜市教育委員会へ4月28日までに提出する。新1年生は、出身中学校が作成する書類も必要。選考結果は6月下旬頃、高等学校宛に通知する。
《荻田和子》

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