小学校の正規授業に「Minecraft」導入、猿楽小学校の挑戦

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授業風景
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  • Minecraft EDUでは、プログラミングのためのパネルも用意されている
  • 事業前後の子どもの変化
 マイナーな箱庭制作ゲームだったはずが、ここ数年、大きなムーブメントとなり、各所で話題となっているゲーム、それが「Minecraft」だ。自由に街や公園を作れることなどから、老若問わず、世界中で静かな人気を集めている。

 「Minecraft」は、ブロックを積み上げて(あるいは破壊して)、自分なりの世界を作り上げていく、というだけのゲームだが、ブロックの組み合わせにより新しいアイテムを創り出せる点、昼や夜の別、草原・森・岩場などのさまざまな地形が存在する点、さらには特別なアイテムを使うことでプログラミングも行えるといった点などから話題に。2011年に正式版が発表され、マニアックなユーザーを集めていたが、XboxやPS 3、さらにはスマホやWii Uでもプレイ可能になるなど、徐々に裾野を拡大している。

 そして、このMinecraftを利用し、プログラミング授業を行うという実証事業を日本マイクロソフトが手掛けている。これは総務省の「ICTドリームスクール実践モデル プログラミング教育とデジタルものづくり教育の実践」の実証事業の一環で、渋谷区立猿楽小学校の6年生30名を対象に実施された。小学校での正規の授業(10コマかけて1つのプログラミング学習を行う授業)において、Minecraftが活用されるのは日本では初とのこと。今回の事業では、教育用に機能追加された「Minecraft EDU」が利用されたという。

 Minecraft EDUでは、タートルを模したロボットに動作をプログラムし、建設や作業の自動化を行うことができる。これを使い、プログラミングの学習を行える。また、仮想世界や教室の作成にも対応しており、子どもたちは安全な仮想世界に参加し、授業に集中できるとのこと。

 今回の授業では、「Minecraftの世界で子供たち一人一人が自分の家を作り、それを繋げて街を作る」というテーマで実施された。また、街の正確な整地を行うため、タートルのプログラミングを活用。10時限(45分x 10コマ)の時間で、プログラミングの基礎から整地プログラミングの実践、また手作りによる家の創作を行った。

 その結果、3人に1人が「授業に集中している」という点で開始前よりも1段階上位に、3人に2人が「話し合いをして取り組んでいる」という点で開始前よりも1段階上位になったと回答した。

 今後は、カリキュラム、環境、講師の3点について、それぞれ見直しや改善を行い、課題に取り組んでいくとのこと。

日本初「Minecraft」を小学校の授業に活用、その成果は?

《赤坂薫@RBB TODAY》

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