学期ごとの「ターム留学」プログラムを促進…アイエスエイ

 国が進める留学推進事業「トビタテ!留学Japan」や、東京都教委の都立高校の生徒200名へ留学支援する「次世代リーダー育成道場事業」など、学生の海外留学を支援する活動が広がっている。

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助成金を有効活用

 国が進める留学推進事業「トビタテ!留学Japan」や、東京都教委の都立高校の生徒200名へ留学支援する「次世代リーダー育成道場事業」など、学生の海外留学を支援する活動が広がっている。
 そうした中、留学支援事業の大手、(株)アイエスエイは3月、東京都内で学校関係者対象に「助成金活用ターム(学期)留学セミナー」を開催。特にターム(学期=3ヶ月)留学プログラムへの解説と具体的な活用事例の紹介が行われた。
 事例紹介を行ったのは東京都・私立明法中学・高等学校の鎌倉好男教諭。同校は、2010年から「明法Global Students Program」と称した3ヶ月のターム留学プログラムを希望者に実施している。高校入学当初から、英検受験を推進して英語力を高め、オリエテーションを重ねて留学準備を進める。そして、高校1年の1月から3か月、オーストラリアのメルボルンに留学する。
 現地の高等学校で多様な科目の授業を受けたり、現地の人たちとの交流を体験。その過程で、発信型の英語力やチャレンジ精神、多様性や協調性を養う。
 帰国後は、プレゼン大会や、英語と日本語を交えた留学報告書を作成、事後学習も綿密に行う。費用は総額約110万円だが、一定の成績をおさめた生徒(12人)には東京都私学財団から、1人につき50万円支給される。さらに優秀な生徒3名に50万円を同校が助成する。
 同プログラムに全面協力した(株)アイエスエイ、倉橋勝社長は「海外留学は親元を初めて離れる武者修行。異国を体験することで、日本の高校生に人生の価値を改めて感じてもらいたい」と期待を込めて話していた。

ターム(学期=3ケ月)留学プログラムの促進を

《日本教育新聞》

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