全国大学生活協同組合連合会（大学生協）は5月16日、「親子で要チェック！大学生活ハウマッチ」をWebサイトに公開した。初期費用や生活費など、具体的なデータを紹介。金額を予想して打ち込むと、必要経費を計算してくれるなど、大学生活のお金をシミュレーションできる。 「親子で要チェック！大学生活ハウマッチ」は、「入学準備・学費編」「入学準備・ひとり暮らし編」「大学生活スタート」「アルバイト」という4ステップ構成。大学進学にあたって生徒や保護者が気になるお金の問題について、わかりやすくまとめている。 「入学準備・学費編」では、大学生協が実施した「2015年保護者に聞く新入生調査」のデータを一覧にして掲載。出願から受験、入学金、住まい探し、生活財購入など、大学入学の初期費用を下宿生と自宅生、国公立と私立別に紹介している。データによると、受験・入学にかかわる初期費用の平均額は約150万円。約4割の家庭が、実際にかかった費用が「予算より多かった」と答えているという。 「入学準備・ひとり暮らし編」では地域別の家賃や新生活用品購入などの平均額、「大学生活スタート」では自宅生と下宿生それぞれの生活費の平均額を紹介。これらのデータを参考に受験・入学時の費用や生活費などを打ち込むと、初期費用が試算されるシミュレーションもある。 このほか、アルバイトについても月収3万円近く、1日4～5時間程度、1週間の勤務日数2～3日程度という先輩たちの平均データを紹介しながら、大学生活に支障のないアルバイト選びを助言。入学前準備や大学生活については、先輩保護者からのアドバイスも掲載している。
