移動水族館や出張授業、京都水族館が教育プロジェクト発足

 京都水族館は、地域の教育機関に向けた移動水族館や出張授業、職場体験など、いのちについての教育活動を行うプロジェクト「地域とつながる水族館」を新たに発足した。年間を通して、京都市内の各教育機関にて計40~50団体を対象にさまざまなプログラムを実施する。

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幼稚園での移動水族館のようす
  • 幼稚園での移動水族館のようす
  • 小学校での出張授業のようす
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 京都水族館は、地域の教育機関に向けた移動水族館や出張授業、職場体験など、いのちについての教育活動を行うプロジェクト「地域とつながる水族館」を新たに発足した。年間を通して、京都市内の各教育機関にて計40~50団体を対象にさまざまなプログラムを実施する。

 「地域とつながる水族館」は、生き物の命の尊さや自然環境について考え、興味・関心・知識を得ることで豊かな心を育んでもらうことを目的に京都市教育委員会と連携して実施するプロジェクト。京都市民や教育機関とのつながりを大切する企画の一環として行われる。

 プロジェクトでは京都市内の各教育機関を対象に、年間計40~50団体、約2,800名を対象としたプログラムを実施予定。内容は、市立幼稚園を対象とした「移動水族館」、市立小学校を対象とした「出張授業」、市立中学校を対象とした「キャリアプログラム」、教員研修やPTAなどを対象とした「いのちプログラム」、個別に特別連携を行う「カスタマイズプログラム」の5つに大きくカテゴリー分けし、京都水族館のスタッフが出向いて実施する。

 幼稚園を対象とした移動水族館では「京都水族館クラゲSTUDIO」が各幼稚園を訪問し、クラゲの観察や飼育に関する解説を行うほか、クラゲをモチーフにしたワークショップを開催。小学生を対象とした出張授業では、オオサンショウウオの生態や特徴を学ぶ環境学習授業を実施する。また、中学生を対象としたキャリアプログラムでは、京都水族館内にて飼育スタッフの仕事体験を実施。いきものと向き合う仕事の魅力や責任を体感する職業体験プログラムを行う。

 京都水族館では、いのちや環境についての教育活動を通して、今後も地域に根ざした水族館として地域貢献に取り組んでいきたいとしている。
《畑山望》

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